さらに、10代のウディネーゼのウイングバック、デスティニー・ウドギの獲得に出来高を含む約2200万ポンド相当の移籍金で、スパーズが数日以内に移籍を成立させるとfootball.londonは理解している。U-21イタリア代表ディフェンダーは、スパーズに移籍を成立させた後、今シーズンはウディネーゼにローン移籍で戻ってセリエAでプレーすることになるようだ。
昨シーズンのセリエAでゴール貢献度の高いウイングバックのトップ2が、ペリシッチとウドギだったのは偶然ではなく、まもなく両者はトッテナムの選手となるということだ。
スパーズは移籍マーケットで常に2つの方法で動いている。一つは、今現在のチーム構想と特定のポジションに誰が必要かということ。もう一つは、突然訪れた千載一遇の逸材の獲得チャンスを見逃さず、未来のスター候補を獲得することだ。ウドギは、昨年のパペ・マタル・サールのように、今すぐ獲得することに意義がある選手の一人であると考えられている。
成長の早い時期に獲得することで、比較的安価に手に入れることができるため、リスクは計算済みなのだ。デレ・アリを獲得した時のようにうまくいくこともあれば、そうでないこともある。昨年、スペインの若きトップスター、ブライアン・ヒルを獲得したが、今のところ成功したとは言えない。コンテの目には、この小さなウィンガーがプレミアリーグのフィジカル面に適応できるかどうか、クラブが十分に調査していなかったのではないかと映っているようだ。
ファビオ・パラティチとコンテは、身長185センチのウドギが来夏にはイングランドでの試合に適応できるようになると信じている。ヴェローナ出身のウイングバックは、昨シーズン、ウディネーゼの左サイドから5ゴール、3アシストを記録し、ロベルト・マンチーニ率いるイタリア代表として、まもなくシニア・デビューを果たすことが期待されている。
ウドギはイングランドとイタリアの多くのトップクラブから興味を持たれていたが、スパーズがウディネーゼにもう1シーズン残ることを容認し、選手本人がコンテと仕事をすることに意欲的であることから、スパーズのこの夏の移籍マーケットでの7番目の新加入選手となることが決まるようだ。
ペリシッチが34歳、セセニョンが23歳になる来夏、もう1シーズン成長したウドギがプレミアリーグにやってくる。この若いイタリア人は、ペリシッチの後釜と見る向きもあるだろうが、クロアチア人のフィットネスレベルとピッチ上でプレー能力は、スパーズでの2年契約の2年目に、まだ高いレベルにあることを否定することはできない。
セセニョンにとっては、今シーズンに全力を尽くし、過去のハムストリングの苦悩から脱却するためのより一層の追い込みが必要となる。コンテは、若手とベテランの左ウイングバックが素晴らしいコンビネーションを発揮してくれると信じている。
「セスのことは本当に嬉しく思っているよ。特にフィジカル面でね。これまでこの選手は何度も怪我をして、1～2ヶ月おきににはまた怪我や筋肉系の問題を抱えていた」
「彼はよくやってくれてるし、フィジカル面でも安定感が出てきている。イヴァン・ペリシッチのような選手と契約したことは、とても重要なことだと思うね。なぜなら、彼（セセニョン）はイヴァンから何かを学べると分かるからだ。イヴァンという非常に重要な選手であり、一流の選手だよ」
「時に、多少年齢が上の選手でもチームに迎え入れるのは良いことだ。もし彼らが経験を積んだ良い選手であれば、その経験を生かしてチームの若い選手たちを向上させることができる。セセニョンはそれを実践していると思うよ。今日、彼は良いプレーをしてくれたので、私は本当に満足している。エメルソンも良いプレーをした。これから我々はこれを続けていかなきゃいけないね」
