2023/24シーズンに向けて、アントニオ・コンテの後任としてオランダ人指揮官がスパーズの指揮を執ることになった場合、トッテナムはアルネ・スロットのもとでどのような布陣を敷く可能性があるかを展望しよう。
Football London/Rob Guest
アルネ・スロットは、トッテナムの次期ヘッドコーチの候補として、ブックメーカーで最有力候補として人気を集めている。オランダのAZアルクマールとフェイエノールトで絶賛されたこの44歳は、3月末にアントニオ・コンテがトッテナム・ホットスパー・スタジアムから去って以来、ノースロンドンへの転籍が報じられている。
2月にリーズ・ユナイテッドの監督に就任することを拒否し、現在のクラブに留まることを選んだスロットは、将来的にイングランドに活躍の場を移す運命にあるように見える。元トッテナムのゴールキーパーであるミシェル・フォルムは、スパーズの次期監督として報じられるこの同胞であるオランダ人が、がプレミアリーグのクラブで監督を務める準備ができていると考えている。
「彼は準備ができていると思うよ。私はオランダのリーグをよく知っているし、彼がこれまでに何をしていたかも知っている。オランダの多くの選手と話すけど、AZや現在のフェイエノールトでは、彼やプレースタイル、彼のコミュニケーションや選手への接し方について、とてもポジティブな評価を得ているし、とてもうまくやっているんだよ」
「昨シーズンの彼らの躍進を見ても、そして今シーズンのタイトル獲得を見てもね。彼は素晴らしい仕事をしたし、私にとって彼は間違いなくフィットするだろうね」
魅力的なフットボールで楽しませてくれるヘッドコーチとして知られるスロットは、トッテナムの仕事に関しても、その条件を十分に満たしている。2021年11月にコンテが就任して以来、3-4-3のシステムでプレーしてきたスパーズは、オランダのベルゲントハイム出身の監督が4-2-3-1または4-3-3のシステムを使用し、過去に慣れ親しんだフォーメーションに戻ることになる。
では、スロットのもとでトッテナムはどのような布陣になるのか。また8月までにどのポジションを強化する必要があるのかを展望してみよう。
4-2-3-1
ダニエル・レヴィとトッテナムがこの夏の移籍マーケットで最初に取り組むべきことの1つは、今後何年にも渡ってクラブの守護神を務められる新しいゴールキーパーの獲得だ。新ゴールキーパーを先発で起用し、さらにトッテナムはクリスティアン・ロメロと並んでプレーする新しいセンターバックの獲得も視野に入れなければならず、守備のレベルを向上させることが不可欠となる。
サイドバックでプレーするようになれば、過去に右サイドバックとしてキャリアの大半を費やしてきたエメルソン・ロイヤルにぴったりだ。しかし、ウイングバックであるペドロ・ポロは、トッテナムに来てから時折守備面で苦しんでいるため、どのように活躍の場が与えられるかに疑問が残る。