セセニョンの活躍、デスティニー・ウドギ加入の理由、サウサンプトン戦を振り返る4つのトピック

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スパーズは、多くのエネルギーと高いプレー強度を持ち、コンテが要求するようなハメのプレスを繰り出して、幸先の良い試合のスタートを切った。よって、ジェームズ・ウォード・プラウズがボレーシュートを地面に叩きつけ、バウンドさせたボールがウーゴ・ロリスの守るゴールに吸い込まれた12分の出来事は、まさかの事態だった。

しかし、トッテナムはそこで落ち込むことなく、この新スタジアムがオープンして以来、昨シーズンのノースロンドン・ダービーに次いで2番目に多い観客数となる61,732人のファンの前で、973日ぶりに土曜日の午後3時にキックオフとなった試合の残り時間に何度も何度も攻撃を繰り出していった。

ソン・フンミン、ハリー・ケイン、デヤン・クルゼフスキという欧州屈指の攻撃陣を擁するトッテナムは、3人がともにゴールを量産する能力を備えており、相手ディフェンスは決して安穏とはしていられない。この試合では、ソンやケインが得点する必要さえない4-1の勝利となった。

トッテナムが攻撃を仕掛けるときは、両サイドのウイングバックと3人のアタッカーで5トップを組むことをコンテは要求しているが、それが功を奏したとき、超強力なフォワードが生み出される。結局、サウサンプトンの新ゴールキーパーであるギャビン・バズヌがシュートを何本も防いだため、ハーフタイム時点のスコアはまだサウサンプトンの望みを繋ぐものだった。

試合後にコンテは記者会見の席で次のように語っている。

「我々にとっては本当に良いスタートだった。15~20分で1-0と先制された後に、このような立て直しができたことは本当に重要だったよ」

「素晴らしいパーソナリティとポゼッションで多くの得点のチャンスを作り出し、良い試合のスタートを切ったにもかかわらず、1-0と劣勢に立たされてしまった。だがその後、1-0のまま試合が進んだことは、チームの立て直しを見る上で本当に重要なことだった」

「我々は冷静さを保ち、自分たちの知っているやり方でプレーし続けたので、本当に良い立て直しになった。今週、サウサンプトンと対戦する前に試したことを信じることだね。とても重要な3ポイントを勝ち取ったが、我々にとって最も大切なのは3ポイントを獲ったその戦い方だ。ボールを持っている時でも、ボールを持っていない時でも、プレッシャーをかけながら、本当に良いフットボールをしていたし、そして、ボールを失った後にボールを奪い返しに行ったことも重要なポイントだったよ」

「我々は、昨シーズンに学んだフットボールの知識を実践することに取り組んでいる。今日、我々はこのチームが7ヶ月間の仕事をしっかりと継承してることを確認したね。私はいつもこう言っているんだ。今シーズンは7ヶ月間の仕事と共に歩みを始めるわけで、私にとってそれはとても重要なことで、もう一歩、また新たな状況で、フットボールの知識を実践してより強くなることができるんだ」

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