Football London/Rob Guest
トッテナムが水曜夜にロンドン・スタジアムでウェストハムと1-1の引き分けに終わった試合の主なトピックを紹介する。
悔しい90分、再び…
トッテナムはプレミアリーグでの無敗のスタートを切っているが、ウェストハムとの試合では1-1の引き分けに終わり、勝ち点3を得ることはできなかった。前半11分、スパーズの鋭いカウンターからティロ・ケーラーのオウンゴールで先制したものの、55に、トマシュ・ソウチェクがウーゴ・ロリスの守るゴールに低い弾道のシュートを突き刺して同点に追い付かれた。
トッテナムはその後、何度か相手ゴール前でチャンスを作ったが、ジャロッド・ボーウェンのシュートはゴール前をかすめるなど勝利により近づいたのはハマーズだった。試合後の記者会見で、アントニオ・コンテは「ウェストハムと戦って敵地で勝ち点1を獲れたのは良かったが、3ポイントを獲るチャンスもあった」と語った。
「最終的には、今日は勝ち点3を取るチャンスがあったと思うし、そのゆえに結果には少し失望せざるを得ない。特にこのスタジアムで、この雰囲気の中で、ウェストハムを相手にするのは簡単なことではないよ」
「ウェストハムは本当にいいチームだと思う。肉体的にも強い。ウェストハムがコーナーやセットプレー、スローインから危険なプレーをすることは分かっていたし、我々はとてもいい準備をして、いいトレーニングを積んだんだ。しかし、95分間、ほぼ注意を持続することができても、一度だけ注意を払わず、避けられるはずのゴールを許してしまうことがある」
試合はウェストハムを苦しめようとスパーズが幸先よく攻勢に出たが、アーロン・クレスウェルがハリー・ケインのヘディングを手で処理したと判定され、PKの判定が下されるも、VARによって覆ったことがデイビッド・モイーズのチームに活気を与えた。
試合は、ハマーズがスパーズを困難に遭わせ、コンテのスパーズがカウンターで脅威を与えるというお馴染みの展開になった。ハリー・ケインはデヤン・クルゼフスキとワンツーで右から突破してクロスをあげ、ゴール前で対処しきれなかったケーラーがゴールネットを揺らした。
モイーズは試合後の記者会見で、このプレーを絶賛した。
「トッテナムのゴールのクオリティは、カウンターアタックとしてとても速く、ほぼ完璧なものだったね」
その後、スパーズはウェストハムの同点弾を自ら招くことになった。ダイアーがロリスにボールを戻したが、ロリスはキックを誤り、ピッチの外に飛んでしまった。その数秒後、スローインを受けたミカイル・アントニオがソウチェクにボールをおくり、これを蹴り込んで1-1とした。
その後、トッテナムはファイナルサードの位置でチャンスを得たが、ゴールには至らなかった。また、残り15分でリシャルリソンを投入したが、残念ながら、ベンチからピッチに入ったこのブラジル人が決定的なインパクトを与えるには至らなかった。