ラルフ・ハーゼンヒュットル:スパーズがギアを上げたところから完敗だった

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ラルフ・ハーゼンヒュットルは、トッテナム・ホットスパーの有効なサイドからのクロスを多用する攻撃を「迷惑だった」と表現し、「2チームの差」は大きすぎると素直に負けを認めた。

セインツはプレミアリーグの開幕戦で、ジェームズ・ウォード・プラウズが開始15分で先制したにもかかわらず、4-1の敗戦を喫した。

後半のモハメド・サリスのオウンゴールは痛手だったが、それ以前にセインツが守れなかったエリア内に放り込まれるクロスボールの雨あられで、ダメージはすでに致命傷になっていた。

この試合では、ライアン・セセニョンとエリック・ダイアーがヘディング・シュートを決め、2-1で前半を折り返すと、さらにデヤン・クルゼフスキがカーブシュートを決めるなど、試合終了までにスパーズにやりたい放題にやられてしまった。

5月の昨シーズンの最終節で、レスター・シティに4-1で敗れてから、これで公式戦で2試合続けて4-1での敗戦となったハーゼンヒュットルは、スパーズとの試合の後に次のように語っている。

「前半が良かったとは言いたくない。相手が一つ上のギアを切り替えたように感じたところで、20分過ぎあたりからはついていけなかったよ」

「正直言って、この2チームの差は大きく、それを目の当たりにしたのはフラストレーションだったね。先制ゴールの後、彼らは自分たちが絶対的に主導権を握れるという自負を持ち、そしてがんがんクロスを叩き込んできて、我々は思うように守れなくなってしまったんだ」

「この展開は、まったくもって我々が望んでいた形ではなかったよ。我々は良い試合のスタートを切り、勇敢に前に出てプレーし、良い場面もあったんだ」

「でも、相手がギアを上げてきてから、我々はついていけなくなったんだよ」

この夏のプレシーズンの初めから採用している新しい5バックのシステムで、これからもプレーし続けられるかどうかを聞かれたハーゼンヒュットルは、いくつかの疑問を口にした。

「常にボールにプレッシャーをかけているわけではないので、相手がフリーでクロスを上げてくれば、ボックス内のボールを守るのは簡単ではないね」

「自陣のエリアあたりで守っているときにこういったことが起こるんだ。普段はもっと積極的に前線でボールにプレッシャーをかけていたんだがね」

「それは分かっていることだが、これほどまでに苦戦するとは思ってもいなかったよ。これは少し腹立たしいと言わざるを得ないね」

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