セセニョンの活躍、デスティニー・ウドギ加入の理由、サウサンプトン戦を振り返る4つのトピック

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迷いなく自分の道を歩んでいるコンテ

ソーシャルメディアでは、論理的思考が最良のバロメーターであることはほとんどなく、過剰な反応と、頻繁に移り変わる感情の場となることが多い。

スパーズにとって、ここ数日ほどそれが顕著だったことはない。フットボールにおいてフレンドリー・マッチの結果には注意が必要だが、TwitterやFacebookのローマとのプレシーズン・マッチの後のファンのコメントを信じた場合、「新シーズンに向けての興奮のすべてが消えた」ことになり、「6人の新加入選手はすべてお金の無駄」で、「背番号10を担う攻撃的ミッドフィルダーを補強できなかったことが致命的だった」ことになる。

加えて土曜日のセインツ戦を前に、6人の新戦力のいずれもサウサンプトン戦のスターティング・ラインアップには名を連ねることがなさそうであったために、チーム崩壊が秒読み段階になったとの声まで聞かれた。トッテナム・ホットスパーに破滅が訪れようとしていたようだ。実際、スパーズの先発メンバーはこれまでの顔ぶれで、スパーズでは何も変わらなかった。我々は絶望的だったのだ。

ただ、それらの声の中で本当に意味があったものはあまりない。6人の新しい戦力のすべて負傷から回復中であったり、またはプレシーズンの後半に参加したことで調整不足であったり、またはリシャルリソンのように出場停止という事情があっての欠場だった。そんな状況の彼らがシーズン開幕戦で先発出場する可能性は低く、その上、昨シーズンを4位で終えたチームから始めることについて、何がそんなに悪いのだろうか?そのような評価は、先発した選手たちに対し、あまりにひどい仕打ちではないだろうか。

親善試合は基本的にトレーニングセッションの延長であり、コンテは特にスパーズの夏の対戦相手を、通常の夏の親善試合よりもプレー強度の高い試合を求めて、フィットネスに優れた相手を選んで決めていたのだ。

多くの人がアーセナルのゴール満載のプレシーズンの結果を称賛したが、金曜日の夜には、より決定力の高いストライカーがいればセルハースト・パークで勝っていたであろうクリスタルパレスに対して、アーセナルは不安定な戦いぶりを露呈したのだ。

ガナーズは、パレスと同じ10本のシュートのうち、枠内にわずか2本を放ったのみで、ポゼションもたったの43パーセントであった。ミケル・アルテタのチームはそれでも2-0で勝ったし、これから改善していくだろうが、ポイントは、プレシーズンの結果は、実際にプレミアリーグの試合をプレーすることに関連して全く何の意味もないということだ。

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