Football London/Alasdair Gold
トッテナム・ホットスパーがサウサンプトンに4-1で勝利し、プレミアリーグの開幕を勝利で飾った試合のトピックを紹介する。
コンテは欲しいものを手に入れた
アントニオ・コンテは、対戦相手がトッテナム・ホットスパーと対戦することに不安を抱くような状況を望んでいた。具体的には、より強いスパーズを誇示し、スパーズの先発メンバーと同様にベンチにも違わぬ屈強なメンツを揃えていることで、どのタイミングでもイタリア人指揮官によって選手交代が繰り出されることに相手チームが恐れを抱くような状況を望んでいたのだ。
ラルフ・ハーゼンヒュットルが試合終了のホイッスルの後に発した勝利者であるスパーズへの賞賛の言葉は、コンテが望んだものをすでに手に入れ始めていることを示した。
サウサンプトンの監督は次のように語っていた。
「前半が良かったとは言いたくない。相手が一つ上のギアを切り替えたように感じたところで、20分過ぎあたりからはついていけなかったよ」
「正直言って、この2チームの差は大きく、それを目の当たりにしたのはフラストレーションだったね」
「先制ゴールの後、彼らは自分たちが絶対的に主導権を握れるという自負を持ち、そしてがんがんクロスを叩き込んできて、我々は思うように守れなくなってしまったんだ」
「この展開は、まったくもって我々が望んでいた形ではなかったよ。我々は良い試合のスタートを切り、勇敢に前に出てプレーし、良い場面もあったんだ」
「でも、相手がギアを上げてきてから、我々はついていけなくなったんだよ」
また、トッテナムについて聞かれると次のように答えた。
「ああ、強い相手だね。彼らはチャンピオンズリーグとタイトルのために戦っている。チーム全体に強さがあるし、リシャルリソンのようにまだプレーしていない選手もいる。どこにでもクオリティはあるんだ」
「そのクオリティを常にひしひしと感じることができたよ。我々は1対1のディフェンスにいくつか問題がある。彼らの前線にあるクオリティは、我々のすべての問題の根源だった。おそらく世界最高のストライカーが相手なのだから、1対1で守らなければならない場面があったとしても、それはタフなことであり、私にとっては何も驚くべきことではないよ」
