女王の死によってヨーロッパの試合に影響が出る可能性があるが、来週のチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの国内外での試合に関する決定はまだ出されていない。
木曜の夜、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、ウェストハムの3チームは、女王陛下の死去(享年96)の発表からわずか数時間後に試合を行い、英国のチームが出場するヨーロッパの試合では黙祷が行われた。
アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドはヨーロッパリーグで、ウェストハムはカンファレンスリーグでFCSBと対戦していた。アーセナルはチューリッヒでグループステージの初戦に臨んでいたが、ハマーズとユナイテッドはともにホームでプレーしていた。
ハーフタイムに行われたガナーズの黙祷は、ホームのファンのブーイングによって中断された。
UEFAは昨夜9月8日(木)の声明の中で、「欧州フットボールは、英国王室と英国および英連邦の人たちに対して心からの哀悼の意を表します」と発表した。
「UEFA は、女王陛下エリザベス2世の悲しい逝去に対する尊敬の印として、今夜、英国のチームを含む試合で黙祷を行います」
さらにUEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は、次のように述べた。
「UEFAと欧州フットボール界は、世界で最も尊敬されている人物の一人であるエリザベス2世女王陛下の逝去を心から悲しんでいます」
「私たちの思いは、彼女のご家族とイングランド・フットボール協会の会長であるウィリアム王子、そして英国と英連邦の皆様と共にあります」
来週も欧州の試合は予定通り行われる。火曜日にチャンピオンズリーグの初戦を戦ったチェルシーは、9月14日(水)にスタンフォード・ブリッジでRBザルツブルクと対戦する予定で、スポルティング・リスボン対トッテナムは9月13日(火)に予定されている。
ヨーロッパリーグでは、アーセナルが9月15日(木)にエミレーツスタジアムでPSVと対戦する。ロンドンは今後10日間、非常に混雑することが予想され、予定されている試合の前に警察やセキュリティの懸念が発生する可能性がある。
女王の逝去によって変更される可能性があるこれらの試合について、UEFAは次のように述べている。
「今後の試合への影響については、追って発表する予定です」