スパーズ・ファンへの手紙 – デヤン・クルゼフスキ

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昨年の6月にスパーズと完全契約を結んだ。

それは僕が下した最も簡単な決断の一つだ。

このクラブでプレーするのは、家族の一員になるようなものだ。トレーニング場に入る、そこにいる全員を愛している。僕はもうすぐ父親になるが、チームメイトの多くは子供が生まれたばかりなので、親になることについてよく話している。スパーズを離れる日、一番恋しくなるのはこのドレッシング・ルームだということは、すでにわかっている。

僕らの家族の雰囲気は、多分にアンジのおかげだと思う。

アンジは勇敢で、そして彼は僕らを勇敢にさせる。多くを語らないが、彼が話すと僕らは何時間でも聞いていられる。多くのことを経験してきたことがわかり、父親から学んだことについてよく話す。彼は僕がこれまでに指導を受けたどのコーチとも違う。誰もが戦術や勝利について話す。それはそれで良いことだが、アンジの場合、そこにはもう少し意味がある。それは人に関するものだからだ。それは人としての自分と、自分が何を信じるかなんだ。

アンジは「負けても構わない、人生には誰しも負けることがあるからね。我々チームが負けたら、まさしく敗戦だ。それでも自分であることから決して逃れられない」と言う。

そして、それは僕が望む人生の生き方だと思っている。OK、僕らは最高の相手と戦うが、自分たちのやり方で挑むだろう。僕らはこれまでの人生でそうしてきたようにプレーするのだ。

はっきり言っておくが、僕らは勝ちたい。僕らはサポーターの皆さんにふさわしいトロフィーを得るために一生懸命戦っている。僕らはサポーターの皆さんのためにトレーニングし、サポーターの皆さんのために食事をし、サポーターの皆さんのために眠る。僕らはこのクラブが人生を変えることを知っている。サポーターの皆さんが僕のユニフォームを着ているのを見るのは、僕にとってかけがえのないことだ。それは僕らが何らかのレベルでつながっていることを意味する。そして、単純にゴールを決めて60,000人を幸せに家路につかせることができるというのは、今でも信じられないことだと思っている。

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