アントニオ・コンテ:私のチームはただ楽しませるだけではなく、勝たなければならない

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エリザベッタは我々にエスプレッソを淹れてくれていて、靴を履いたまま部屋に入るように伝えてくれた。彼女は他人の家には靴を脱いで上がるのがイギリスの伝統だと信じているのだ。

「皆さんはカーペットを敷いてますよね?」

コンテはスビューテオの上で古巣のチェルシーとトッテナムのチームを再現し、ビクター・モーゼスとソン・フンミンを正確に配置しながら、高いディフェンス・ラインがどのように機能し、どこで崩れる可能性があるかを実証した。

では、将来コンテのチームがハイラインでプレーする姿が見られるだろうか?

「イエス」

彼は答えた。

「だが、ラインが高いということは、たくさんプレスしなければならないことを意味するよ。ボールにプレッシャーがかかっている場合は、ラインを高く上げることができる。そうしないと大きなリスクが伴うからね」

コンテは私に、監督業に復帰した後に試したいと考えている4バックを組み込んだ新しい戦術を見せたが、イングランド時代のチェルシーやスパーズで採用した3バックはネガティブではないとも主張した。

「皆さんはそれが守備システムだと考えているが、それは真実ではないんだ。繰り返すが、それは真実ではないよ」

「私のチームが毎シーズンどれだけのゴールを決めているか、わかるだろう」

「それは守備の3人や4人に依存するものではなく、チームを構築し、攻撃を構築する方法に依存するんだ。一方で、攻撃的になりすぎるのもよくないね。守備もあまりしすぎない。選手の特性を尊重し、そこに上手く適応しなければならないんだ」

「私の経験から言えば、リーグで優勝したりトロフィーを獲得したければ、安定したチームが必要だということだよ。昨シーズンのマンチェスター・シティは、守備面でも攻撃面でも優れたバランスを備えたチームの最良の例だった」

スビューテオ・テーブルで戦術を練るコンテ
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