コナー・ギャラガーはファンとマウリシオ・ポチェッティーノの心を掴んだが、彼が高額な給与で契約更新を実現するにはトッド・ボーリーを説得する必要がある。
Daily Mail/Sami Mokbel
コナー・ギャラガーはチェルシーに残りたいと考えている。マウリシオ・ポチェッティーノ監督はギャラガーの残留を望んでいる。したがって、その解決策はかなり単純であるように見えるだろう。
だが、真実ははるかに複雑なのだ。
月曜日の夜、敵地でのクリスタルパレス戦でギャラガーの勝利につながる2ゴールによって、あらためてこのイングランド代表ミッドフィルダーの将来への注目が高まっている。
24歳のギャラガーと契約更新するのは一見なんの障壁もないことに思える。サポーターは彼を愛している。チェルシーのチームメイトは彼を愛している。もっと重要なこととして、彼の監督は彼を愛しているのだ。
さらにポチェッティーノはクラブの上層部に対し、ギャラガーとの新契約に合意するメリットを力強く主張している。
それは驚くことではない。チェルシーの低調なシーズンのなかで稀に見る明るい輝きを放っている男こそがギャラガーなのだから。
ギャラガーは、リース・ジェームスとベン・チルウェルの2人が負傷で不在の間、チームのキャプテンを務めてきた。
彼はチェルシーの選手の中で最も多くプレミアリーグでの先発出場を果たしている。クラブのトレーニング施設であるコブハムでも牽引役を担っているが、内部関係者によるとそこでのチームの風紀は一時期、期待を大きく下回っていたという。その点においてもポチェッティーノがギャラガーに依存していることは明らかだ。
なのに現時点で不透明感が増しているのは、チェルシーの上層部がギャラガーの将来をどのように見ているかだ。
ポチェッティーノはできる限りのことをしたものの、クラブがギャラガーのような立場の選手を満足させるような契約条件を提示できなかったため、現在、不確実性が生じている。
ポチェッティーノは、周りにも影響力を及ぼすギャラガーの運動量と粘り強さというチームにとっての大きな利点を認識している。また、彼の模範的な態度、敬意と礼儀正しさといった目に見えない部分にも注目しているのだ。