トッテナムはヘルタ・ベルリンからミッドフィルダーのボリス・マムザ・ラム(Boris Mamuzah Lum)の獲得に向けて大きな一歩を踏み出している。
ドイツのBild誌によると、トッテナムはこの16歳のミッドフィルダーをすでにクラブに招いており、本人はスタジアムやトレーニング施設を見学したようだ。
同誌は、現在ポルトガルのアルガルベカップに出場するU-17ドイツ代表のキャプテンを務めているラムには、バイエルン・ミュンヘンやバイエル・レバークーゼンを含む多くのトップクラブがその動向を注目していると説明している。
アヤックス、バルセロナ、RBザルツブルクも長い間関心を示しており、なかでもトッテナムとの関係は現在かなりホットになっているそうだ。
高い評価を得るこの守備的ミッドフィルダーは、2023年12月末にトッテナムの招待に応じて母親と一緒にロンドンに行ったことがある。彼はボーンマスとのホームゲームを観戦し、そこでイングランドのクラブへの移籍を口説かれたという。
ヘルタはこれに即座に反応し、わずか数日後の1月7日、ウィンターブレイク中にトップチームがキャンプを張るムルシアに予想外の招集を受け、そこでダールダイ・パール監督が公の場で彼について熱弁することになった。
ヘルタはクラブ最高の若き才能を失うことを阻みたいところだろうが、夏にそれが起こる可能性は現実的である。ヘルタはそのような事態に備える構えで、現在この若手選手との契約には500万ユーロの契約解除金が設定されている。
トッテナムはその額の移籍金を支払う余裕があり、500万ユーロのオファーが提示されるとヘルタには移籍を阻止するすべがない。
しかし、ヘルタはクラブの資金を必要としており、それ以下のオファーであっても「真剣に考える」必要がある。
今後数ヶ月以内にその状況を解決する必要があるが、高い評価を得ている若手ミッドフィルダーがトッテナムに移籍するのは時間の問題だと考えられている。