アントニオ・コンテ:私のチームはただ楽しませるだけではなく、勝たなければならない

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「しかし、勝ちたいのであれば、ただ面白いチームであるだけでは十分ではない。私はトップチームを指導しており、彼らは常に勝利を求めていたのでそれがわかるんだ」

「私にとって、今となってはエンターテインメントだけのチームで働くことは不可能だよ。常に勝たなければならないという期待が私には向けられるからね。私は自分の過去を愛しているが、同時に周囲がもたらす期待は常に非常に高く、勝てなければ失敗したことになる。考えられる最善の選択肢は、楽しませて勝つことだろうね」

熟知したような笑みを浮かべて、コンテはこう付け加えた。

「そしてお祝いをしたければ勝たなければならない。そうでなければ、周りの人たちは私の失敗を祝おうとその時を待っているんだ。これが真実だよ」

ジョゼップ・グアルディオラが率いるチームを退けてリーグ・タイトルを獲得したのは、ジョゼ・モウリーニョのレアル・マドリード、ユルゲン・クロップのリバプール、そしてコンテのチェルシーだけだ。

「簡単ではないよ」

「グアルディオラは世界最高の監督だ。そして、世界最高の監督と、それを支援し、世界のトップであり続けるために重要な選手を毎シーズン、チーム戦力を改善するために投資できるクラブが組めば、それはとてつもなくすごいことだよ。同じレベルで競争するのは非常に難しいだろう」

「その経歴のなかで、私は常に問題を抱えた困難な状況のクラブの監督に就任した。私はいつもチームを再建してきたんだ。チェルシーでの最初のシーズンの後、我々がタイトルを獲得して、そこから我々はイングランドを席巻する存在になっていたかもしれない。(ロメル)ルカクと(フィルジル)ファンダイクと話をしたが、この2人の重要な選手が獲得できていれば状況を変えることができたはずだよ」

人生で最も困難な瞬間は心の中にしまっている

コンテは、プレミアリーグで9位だったスパーズのヘッドコーチに就任した後、チャンピオンズリーグ出場権の獲得を「奇跡」と述べたにもかかわらず、最初の6ヶ月間の終わりに4位に終わったことを手放しで喜ぶ気にはなれなかった。

「私にとって、4位でチャンピオンズリーグに出場すること祝うことは本当に奇妙だったんだ」

「ノリッジとの最終戦の終わりに、私はスタッフに電話して『落ち着け、チャンピオンズリーグ出場を祝うことに慣れてはいけない』と言ったんだ。私はとても明確だった。我々は最大限の努力をしたと言ったよ。多くの問題を抱えながらも、9位から4位になったのは奇跡だった。でも、私は勝つことに慣れているので、それを奇跡のように祝うことは決して無かったんだ」

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