金曜日の夜、プレミアリーグのノッティンガム・フォレスト戦で2-0で勝利したトッテナム・ホットスパーのトーキング・ポイントを紹介する。
フォレスト戦はトッテナム・ホットスパーの本来のパフォーマンスとは言えない出来で、特に終盤に守備に5人を配置し、ゴールもカウンターからのみで生まれていた。
football.london/Alasdair Gold
これは気の抜けたスパーズの試合であり、いつものようにハプニングが満載だった。特にブレナン・ジョンソンが16針を縫う頭部の負傷と、その後にはシーズン3度目で最長の出場停止処分となるイヴ・ビソウマのレッドカードが待っていた。
後半には、シティ・グラウンドのホームのファンがフォレストを盛大に後押しする時間帯があり、そこで解任への憶測が本格的に高まって初のホームゲームで、渦中のスティーブ・クーパーへの忠誠が明らかとなった。
フォレストの選手たちもクーパー同様にファンを奮い立たせたが、トッテナムはアディショナルタイムを含む試合終盤の28分間、10人になっても常に攻撃の脅威を与えながら堅守も維持した。
試合後、スタンドにいたフォレスト・ファンの一部からは、アンジェ・ポステコグルー率いるスパーズを称賛する声が上がり、10人に減った中で依然として脅威であり続けたスパーズの戦い方に感銘を受けていた。
結局、トッテナムは2ゴールで十分だった。素晴らしいデヤン・クルゼフスキのインスイング・クロスからリシャルリソンが素晴らしいヘディング・シュートを決め、そしてキャプテンのソン・フンミンがフォレストのゴールキーパー、マット・ターナーにプレスをかけてクリア・ミスを誘発し、これを拾ったスウェーデン人が追加点を決めた。
この試合のスパーズは、5日前のホームでのニューカッスル・ユナイテッド戦で見せた、次々とチャンスを生み出す優れたパフォーマンスではなかった。むしろ、それは以前のスパーズであれば勝ち点をとりこぼしていたであろう類のパフォーマンスだった。
ちょうど1年ほど前、トッテナムはカラバオ・カップの対戦でシティグ・ラウンドを訪れ、惨めで気だるいパフォーマンスを見せ、逆のスコアで敗れた。今回は、ゴール前での戦意と決定力により、監督とプレミアリーグ残留を手放しかけているフォレストに対して勝利を収めた。
終盤のほぼ30分間、選手が10人しかいなかったにも関わらず、スパーズはポゼッション率67％を維持し、パス本数は486本（フォレスト179本）、枠内シュート6本（フォレスト1本）を放ち、ターナーが4セーブ、グリエルモ・ヴィカーリオが1セーブを記録した。
フォレストは14本の枠外シュート（スパーズ6本）を放ったが、スパーズを守備陣の働きでゴール近くに寄せ付けず、無失点以上の成果をもたらした。
