ダニエル・レヴィがファン、監督、移籍、買収、ハリー・ケインについてCambridge Unionのインタビューで語った一語一句

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この22年間で、ピッチ上で最も誇れる成果は何ですか?

2週間ほど前に、トッテナムにいる750人ほどのスタッフ全員でミーティングをしたんです。みんなを集めて、たくさんのトロフィーが描かれた大きな絵を掲げました。勝利こそが最優先ですが、勝利について皆さんに聞いてみると人によってその意味するところが違ってきます。

トッテナムに来た当初は、プレミアリーグに残留することが勝利でした。その後、時間が経ち、より成功を積み重ねるようになると、ヨーロッパリーグ、そしてチャンピオンズリーグに出場することになっていきました。もちろん、究極的にはトロフィーを獲得することです。

だから、それが私たちがやろうとしていることなんです。言うは易く行うは難しですがね…。この15年間、1つもトロフィーを獲得できなかったことに私は満足していると思いますか?決してそんなことはありません。でも、チャンピオンズリーグに何度も出場するなど、素晴らしい時期もあったと思っています。

今現在、ノースロンドンに我々より少し上のクラブがあることを快く思っていないですが、過去5年間を振り返れば、彼らよりも私たちの方が上だったんです。だから、こういうこともあるんですよ。

ピッチ外でのトッテナム・ホットスパーがどれだけ地域コミュニティに貢献しているかを知られていないかもしれないので、教えてください…

今の自分があるのは、周りから「無理だろう」と言われながら戦ってきた経緯があるからだと思うんです。トッテナムのパワーとブランドの力があれば、人々の生活に大きな影響を与えることができるということを実践する責任が私にはあると思っています。トッテナムは非常に恵まれない地域です。しかし、10年前と比べれば、今は良くなっています。ロンドンでの暴動はトッテナムから発生しました。私は、真の変化を起こしたいのです。

私の揺るがぬ思いは、もちろん勝ちたいのですが、それだけではなく地域の人々の生活に影響を与えることです。私たちはカレッジを設立し、私たちの名前の力を使って育んできました。資金を提供し、多くのプライベートスクールや教師の皆さんにも協力してもらい、地元の優秀な生徒たちに機会を与えました。その生徒たちの何人かが今日ここ(ケンブリッジ大学)にいることを、私は非常に誇りに思っています。私たちは彼らの人生を変えたのです。

新スタジアムも作りましたね。かつてのホワイトハート・レーンではもうダメだと気づいたのはいつ頃ですか?

2001年にトッテナムに初めて関わったとき、より大きなクラブになるためにはスタジアムの問題を解決しなければならないとそのときからわかっていました。スタジアムが問題だった理由は、将来のスパーズ・ファンである若い子供たちに試合に観戦に来てもらおうにも、チケットが余ってなかったからです。

もっと大きなスタジアムを作る方法を見つけなければならないと思っていました。民間のいち企業にとっては非常に大きな挑戦で、そこにたどり着くまでに17~18年もかかってしまいました。

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