トッテナム・ホットスパーのブランドについて、フットボール以外の分野ではどのような活用をお考えですか？また、それがどのようにフットボールクラブに反映されるのでしょうか？
NFLや最近発表したF1とのパートナーシップなど、スタジアムで行っていることはすべて、スタジアムの収益源を拡大することであり、その資金はすべてチームに再投資されます。NFLやF1との関係は、トッテナム・ホットスパーのファンベースを拡大することにつながります。少なくとも私たちはそう願っています。
今、アメリカに行って、トッテナム・ホットスパーを聞いたことがあるかどうかを尋ねたら、10年前と比較して、NFLとのパートナーシップの結果、私たちは他の方法よりもはるかに大きな支持を得ていると確信しています。それが戦略なのです。
ポチェッティーノの著書『A Brave New World』が出たことをきっかけで、事態が悪化したと友人から連絡がありました。現職の監督が現職の選手について書いた本であることは明らかですが、あなたはそのことを知っていたのでしょうか？
答えは、私たちはそのことを知っていました。彼自身が選択したことです。良いことだと言う人もいれば、悪いことだと言う人もいるでしょうが、それは彼の選択であり、私たちはそれを止めなかったんです。
あなたが関わる前のスパーズのどんなところをあなたは改善したい思ったのでしょうか？どのような変化をもたらし、何を変える必要があると認識したのでしょうか？
まず、ファンでありながら投資家でもあったので、クラブを運営する上で取るべき決断について、よりバランスの取れた見方をすることができると思うんです。感情的なつながりはあっても、金銭的なつながりがなければ、非常に悪い決断や軽率な決断を容易に下してしまいます。
私たちは皆、クラブを愛していますが、クラブはビジネスでもあり、コストに見合うだけの収入を確保しなければなりません。だから、トッテナムを成功させたいなら、クラブの運営に携わる人がファンであるだけでなく、投資家であることが有益だとかなり早い段階から気づいていました。
クラブの会長は嫌われることが多いし、あなたを評価する人たちは気まぐれなことが多く、愛されるオーナーや会長はほとんどいませんが、なぜそれでもフットボールクラブに投資し、会長になろうと思うのでしょうか？
私の場合は第一にファンであり、第二に投資家だったので、そこが少し違うところかもしれませんね。
