チャンピオンズリーグでスパーズがユベントスに敗れたとき、ジョルジョ・キエッリーニが「(この負け方こそが)トッテナムの歴史だ」と言ったことがありましたが、これは正しいコメントだと思いますか?
歴史をさかのぼれば、トッテナムはタイトルを勝ち取ってきたクラブなので、そういう歴史があるんです。ここ最近は、そこまでいけてないですけどね。私たちは旅の途中であり、ピッチ上でより良い成功を収める必要がありますが、チャンピオンズリーグには何度も出場しており、チャンピオンズリーグ制覇という究極の勝利を手にするまであと一歩のところまでいったんですよ。
ハリー・ケインはスパーズでトロフィーを獲得できると思いますか?それとも移籍する必要があるのでしょうか?
彼はスパーズで絶対にトロフィーを獲得できると思います。トッテナム・ホットスパーで得点王になったことで、彼は歴史を作っていますからね。いつかスタジアムの外にハリー・ケインの像ができることを願っています。
監督の招聘や解任に関する決断を振り返って、その難しさについて教えてもらえますか?
監督に関しては、フットボールクラブの経営に携わる以上、切っても切り離せないことだと考えています。個人的なことではありません。私たちは勝つためのビジネスをしているので、もし十分な勝利を得られなかったら、自分の仕事が危うくなることを彼らはわかっています。そのために高い給料をもらっているのだから、そういうものなのですよ。そこは個人的なこと(いさかいごと)ではない。トッテナムを去った監督たちとは、今でも連絡を取り合っているし、また試合を観に来てくれることもあります。個人的なことではないですよ。
先月、億万長者のジャーム・ナジャフィから30億ポンドの買収オファーが迫っているとの報道があり、カタール・スポーツ投資グループとの会談もありましたが、この報道に真偽はどうなのでしょうか?もし買収オファーがあった場合、クラブを売却するつもりはありますか?
この質問には、過去22年間、私が答えてきた方法でお答えします。ENICはクラブの約87パーセント(の株式)を所有しています。株主は3万人で、そのほとんどの株式を所有しているのがファンなのです。私たちには、誰もが望む提案を検討する義務があります。私が言いたいのは、私たちは誰とも交渉していないし、ここ数ヶ月は交渉していないということですね。新聞に載っているようなことは、すべてまったくの事実無根ですよ。