ダニエル・レヴィがファン、監督、移籍、買収、ハリー・ケインについてCambridge Unionのインタビューで語った一語一句

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学生時代のダニエル・レヴィについて教えてください。あなたは図書館と学生バーとではどちらにいることが多かったですか?

まず、ここは素晴らしい部屋が揃っていて、スイートルームのようでした。私の娘は今大学に通っていますが、昔のような素晴らしい部屋はもうありません。私は、目的を達成するために手段を選ばなかったと言えるでしょう。ケンブリッジ大学に入学することの意味は、その先にある良い仕事に就くことだったのです。ですから、ここでの時間を楽しむと同時に、良い成績を出すことにとても集中していました。

最高レベルのビジネスで働いた後、トッテナム・ホットスパーの買収を考えた経緯について教えてください…

ちょっと長い話になります。大学を卒業後、投資銀行に入り、未公開株への投資を行うプライベートエクイティに強い興味を持ち、さまざまな企業の資金調達に関わりました。その後、さまざまな企業の経営に携わるようになりました。

それから、ENICと呼ばれる小さな上場企業の株式を購入する機会を得ました。当時500万ポンドほどの価値があった投資信託会社です。株式のポートフォリオ以外には何もない会社でした。私はその会社のマネージング・ディレクターになりました。当時、私はスポーツとメディアの会社を作ろうというアイデアを思いつきました。そこで、ヨーロッパ中のフットボールクラブのポートフォリオを購入しました。

(ポートフォリオには投資している)6つのクラブがあり、そのうちの1つがたまたまトッテナムの少数株主だったのです。ところが、UEFAが、これらのクラブは同じ欧州の大会に出場できないとルールを定める問題が発生しました。株価は暴落し、数年後にはENICを非公開にし、そこから他のクラブをすべて売却し、トッテナムの株式だけを保有することになりました。

そこからトッテナムの株式を増やすことにしたのです。当時は、クラブの日常的な運営に携わるつもりはなかったですけどね。当時は、純粋に投資の機会だと判断したのです。しかし、この機会を最大限に生かし、クラブの成功に影響を与えるためには、自分が関与する必要があることに気づき、このような結果になりました。

当時、Guardian紙は、あなたは表に出て話すのが苦手で、会長になるつもりはなかったという記事を掲載しましたが、現在、あなたはプレミアリーグで最も長く会長を務めています。何が変わったのでしょうか?

まず、ご存知のように私はあまりインタビューに応じません。今回、オックスフォード大学から依頼のメールをもらったので、これは受けようと思い承諾しましたが、ケンブリッジに戻ってくることができるからです。

質問の答えですが、信じられないような旅路だったからですね。(オーナーとなってからの)22年間という時間の中で、トッテナムは非常に大きな進歩を遂げました。(自分を指差して)ファンとしては願ってもないことです。願わくば、この旅路が終着点についてしまったわけではなく、これから先に私たちが欲しているトロフィーを手に入れられることを今も願っています。

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