サンチェスにクルゼフスキが叫んだ指示、移籍マーケットに向けたコンテの明確なメッセージ – リーズ戦での5つのトピック

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マット・ドハティは一貫性のないプレーでこちらもファンの人気を得られず、ジェド・スペンスはミッドウィークのカラバオ・カップでノッティンガム・フォレストに敗れた試合で、途中出場ながらも有望なプレーを見せたにもかかわらず、コンテからは『将来の選手』としてプレー時間を与えられず、まだ信頼されていないようである。2人ともコンテのウイングバックの役割に適しているが、何らかの理由でコンテはエメルソンの方が安心できると考えているようだ。

このブラジル人はボールが無い場面でよく走り、その動きによってシュートチャンスを得るための好位置に入り込めるのだが、デヤン・クルゼフスキの折り返しのパスからシュートを放った際にはシュートをキーパーに当ててしまった。そして、スパーズの素晴らしい流れの中でデイヴィスからのクロスを受けたが、シュートはバーを越えていった。

このミスには、トッテナム・ホットスパー・スタジアムの隅々から大きなどよめきが起こり、彼には常に冷酷な監視の目が向けられることになった。例えば、イヴァン・ペリシッチにピッチを横切るボールを送ろうとしたが、これはリーズの選手に渡ってしまい、カウンターの絶好のチャンスになりかけた。

試合の序盤ににエメルソンは、ボール・ウォッチをしていてポジションを失い、そこでクリセンシオ・サマーフィルに走り込むスペースを見つけられ、彼とエリック・ダイアーの間に飛び込まれ、ウーゴ・ロリスの守るゴールにボールを蹴り込まれてしまった。

ポジティブな面として、エメルソンはクルゼフスキに何度かパスを送り、そしてトッテナムの2ゴール目につながるプレーもした。エメルソンの素早いスローイングを供給し、一度はクルゼフスキのパスからケインがシュートを放ち、ブロックされたものの、そのこぼれをデイヴィスが蹴り込んだのだ。

スパーズ・ファンは、右サイドに他の選手が欲しがっていた。後半早々、スペンスがタッチライン際でウォームアップを行うと、それまでで最大の喝采が起こった。

57分、エメルソンがドハティに代わることが発表されると、観客から大きな歓声が沸き起こった。歓声の中、エメルソンがピッチの外に向かって歩き出すと、監督、コーチング・スタッフ、そして多くのチームメイトがエメルソンの頭に手をやり、本人が足早に去っていく様は、見ていて不快なものだった。

ピッチに入ったドハティは違いを見せ、危険なクロスをゴール前にあげ、ニアで弾かれたこぼれ球がベンタンクールの前に転がり、ウルグアイ人は3ゴール目の同点弾を決めることになった。

もう一人、厳しい一日を過ごしたのはエリック・ダイアーだ。このセンターバックがイングランド代表に復帰して以来、まるでその実力を証明する必要がなくなったかのように、パフォーマンスは不安定になった。そのことを考えると、ギャレス・サウスゲートによってワールドカップのイングランド代表に選ばれたことで、ダイアーがまたもや不安定なプレーをしたのは、妥当なことだったのかもしれない。

43日間での13連戦のほぼ全時間をプレーしたダイアーは、脚がすくみ、精神的にも疲れているように見えた。リーズの最初の失点ではあっさりと突進を許し、2失点目には(オフサイドラインのコントロールをミスして)ロドリゴをオンサイドでプレーさせた。どちらの場面でも、彼は失点において自分が果たすべき役割を認めるよりも、周りのチームメイトに文句を言い、苛立ちのあまり腕を振り回して不満をあらわにしていた。

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