Football London/Alasdair Gold
トッテナム・ホットスパーが土曜日のプレミアリーグでリーズ・ユナイテッドに4-3で劇的な勝利を収めた試合の5つのトピック。
ジキル博士とトッテナム
この試合は、トッテナム・ホットスパーの良い面、悪い面、そして醜い面を見せつける試合となった。
8試合連続でビハインドを負い、ひどい守備で3失点を奪われたが、選手たちは再び団結し、素晴らしいキャラクターを発揮して、敗戦の淵から4-3の劇的勝利をもぎ取った。
この「ジキル博士とハイド氏」のようなスパーズだからこそ、これまでのシーズン前半戦で印象的なプレーがないにもかかわらず、プレミアリーグで4位に留まり、2位のマンチェスター・シティとわずか3ポイント差につけているのだろう。また、チャンピオンズリーグでもグループリーグ首位でベスト16進出を決めたのだ。
トッテナム・ファンがピッチの上で目撃してきたものを完全に反映しているとは思えない成績だが、スパーズにはすでにトップギアに入った周囲のチームとは異なり、これから向上する能力を大いに秘めているため、ワールドカップによる中断期間の後には本来の実力を強力に発揮してくれるはずである。
シーズン前半の最終戦となったリーズ戦では、スパーズの長所と短所を見せつけられ、アントニオ・コンテは、たとえその結果がトッテナム・ホットスパー・スタジアム内のスパーズ・ファンにとって、ワールドカップによる中断期間を楽しめるものだとコンテが考えたとしても、コンテ自身は満足できる内容ではなかったはずだ。
「4-3というのは魅力的なフットボールだと思うので、このような試合をスタジアムで観ることができれば、多くの、多くの、多くの人たちを喜ばせる試合だったと思うよ。でも、ポジティブな面を挙げるなら、選手たちはこの苦しい時期に素晴らしいキャラクターを見せてくれたということだ」
「これまでも多くの試合で我々は劣勢に立たされていたのだが、そこから我々は立て直してきたんだ。だからこそポジティブにとらえるなら、選手たちが素晴らしいキャラクター、強い思い、あきらめない気持ち、そして勝利への信念を示してくれたことだと思うよ」
「私は毎日、このコンセプトを伝えるようにしている。つまり、試合を始め、最後まで戦い、何が起こったかを確認する必要があるんだ。決してあきらめないこと、これが我々の信条だよ。これはポジティブな面だね」
「ネガティブな面として、3失点というのは決して良いことではない。競争力を高めたいチームにとって、3失点は決してポジティブなことではないよ。だから良い結果を出したいのであれば、安定性を見出す必要がある」
「これまでの期間は、安定感を見せることができなかった。43日間で13試合をこなすというのは本当に大変なことで、トレーニグのピッチ上で戦術的な修正をすることは不可能だったんだ。（試合の後）1日で回復し、次の日は試合に向けて準備をする。戦術面での取り組みができず、何かを欠いたままで戦い続ければ、特に守備面で我々は大きく崩れてしまったと思うよ」
「でも、チャンピオンズリーグではグループリーグを首位で通過し、プレミアリーグでもトップ4に残ったので、そこは我々にとって良いニュースだ。このことは、努力が実を結んだことを意味すると同時に、選手たちの献身的な行動や振る舞いを本当に満足しなければならない。正直なところ、すべてを考慮しなければならないが、だからこそ、シーズン前半戦は本当にいい仕事をしたと思っている」
