元スパーズの監督がスタンフォード・ブリッジの次期監督の椅子に近づいている。
Independent/Miguel Delaney
マウリシオ・ポチェッティーノとチェルシーは、監督就任に向けた話し合いが次の段階に入り、夏の就任の時期や、移籍ビジネスについて話し合っている。
アルゼンチン人がスタンフォード・ブリッジに就任するかどうかは定かではないが、少なくとも他の候補者よりは話し合いが進んでいるようだ。ユリアン・ナーゲルスマンはすでに候補から外れたが、ヴァンサン・コンパニともう一人、チェルシーが秘密にしているターゲットがいるようだ。しかし、現時点でコンパニがバーンリーを離れるとは考えられていない。
今週、ナーゲルスマンを招聘する見込みが後退したため、ポチェッティーノがチェルシーの共同オーナーであるトッド・ベーリーと定期的に連絡を取り合い、その話し合いは大きく加速した。
ナーゲルスマンから撤退したとのニュースには、相反する情報が出ている。チェルシーからは、ナーゲルスマンが優先候補だったことはなく、いち候補者としてプロセスを踏んでいただけだと一貫して主張している。一方、ナーゲルスマンからは、その話し合いがかなり進展し、他の候補者よりもはるかに就任に近づいていた印象を受けたという。
そしてナーゲルスマンが、現在のチェルシーの体制では自分のやり方では望むレベルの成功は望めないと考えたために破断になったというスタンスだ。しかし、チェルシー内部でナーゲルスマンをめぐる意見が一致したことはなく、十分なプロセスを経ずに彼が一方的に就任を望んだだけだという見方もある。
元バイエルン・ミュンヘンのナーゲルスマンに対する意見は様々で、「現体制のチェルシーと袂を分かつことになったトーマス・トゥヘルに似すぎている」という意見が繰り返しチェルシーの上層部から漏れ聞こえてくる。
ナーゲルスマンは現在、トッテナム・ホットスパーからのアプローチに前向きであると言われており、この夏の監督のメリー・ゴーランドは、バイエルン、チェルシー、スパーズの前任者が3クラブ内で新天地を求めることで完成することになるかもしれない。