ポステコグルーが叫び続けたソンへの言葉、クリスチャン・ロメロとジェームズ・マディソンの試合後の謝罪の理由 – ニューカッスル戦の注目ポイント

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彼自身の言葉によると、現在、その気になればいつでも戦局を変えられるだけの強力なチーム戦力が備わっているのだ。実際にニューカッスルのベンチよりもはるかに強力だった。しかし、スパーズが3-0になってからさらに6分間も試合の成り行きを見守るだけだった。そして通常交代カードを切る時間帯である60分あたりになってようやく3人の選手をピッチに送り出した。

この日は、後方からのパスにおける相次ぐミス、偽サイドバックの背後のギャップ、ハイラインの背後にボールを送ることによって相手アタッカーのカウンターに対して開けっ放しとなった扉、そしてセットプレーの脆弱さなど、批評家が指摘するであろうポステコグルーのシステムの欠点の一部が浮き彫りになった。トッテナムのヘッドコーチはそれを気にしていないかもしれないが、選手たちに自分が構築しているものに疑問を抱かせることを何よりも避けなければいけない。

全体として、スパーズのアウェーゲームの調子は概ね良好だ。今シーズンのプレミアリーグではアウェイで4試合しか負けておらず、その数字はアーセナルとマンチェスター・シティよりも1試合多く、アウェーでの負けはリーグ内で4番目に少ない。

ただし、アウェーでは引き分けが多すぎであり、6試合の引き分けはリーグ最多だ。トッテナムのファンは試合前に選べるのであれば引き分けを喜んで受け入れたかもしれない。今なら間違いなくそうするだろう。しかし、彼らのパフォーマンスは、勝ち点を持ち帰る可能性すらも感じとれないほどだった。

ウナイ・エメリ率いるアストンヴィラは試合をせずともトッテナムが勝手に大量失点を喫したことでヴィラが4位に浮上するほどのお粗末な結果だった。スパーズは試合の後、アーセナルがヴィラに同様の仕打ちをすることに頼らなければならなかった。それはローカル・ライバルに勝ってほしいという最悪の望みである。

プレミアリーグでは5位のチームがチャンピオンズリーグ出場権を得る可能性があるが、そのためにはガナーズがミッドウィークにバイエルン・ミュンヘンを倒すことで有利に働く。当然、それを願うのは間違っている。これはフットボール・ファンの本来のあり方ではないのだ。

トッテナムのパフォーマンスは、最初から最後までミスが多かった。最初のゴールは、デスティニー・ウドギがアンソニー・ゴードンにあまりにも簡単にボールを奪われたことから生まれたものだった。イングランド代表アタッカーからアレクサンデル・イサクに送られたパスに対して、もしミッキー・ファンデフェンがそこでスリップしていなければ対処されていたかもしれなかったのだが、スウェーデン人は切り替えしてシュートを決めることになった。

スパーズはリスタートから間もなくニューカッスルに2点目を献上した。自宅で観戦していた人たちは先制ゴールのリプレイを見ていたが、TNT Sportsのプロデューサーが突然それをカットしなければならなくなり、その直後にゴードンが2ゴール目を決めたのだ。

こちらはペドロ・ポロが、クリスティアン・ロメロかグリエルモ・ヴィカーリオに向けて、ノールックで自陣ペナルティーエリア内にボールを戻そうとし、そのボールがゴードンの足元に渡ったことから生まれた。そこに再びファンデフェンがタックルに入ったが、またしても背後を取られてゴールネットを揺らされた。

チームで最も信頼できるディフェンダーが悪夢を見ることになり、事態は完全に混乱に陥った。スパーズは攻撃陣も同様で、3ゴール目はキャプテンのソンがビルドアップの早い段階でボールを奪われ、そこからチームメイトのミスの連鎖が始まった。

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