トッテナム・ホットスパーのプレシーズンの韓国ツアーに隠されたビジネスとは? [Forbes]

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トッテナムの選手たちが韓国に到着したとき、空港で出迎えたのは、先月の代表戦のあと韓国に滞在していたソン・フンミンだった。フットボールがしたくてたまらない彼は、地元のアマチュアチームを相手にハーフウェーラインからゴールを決めたり、故郷の春川(チュンチョン)近くの漢江(ハンガン)を走ったりしている姿が目撃された。しかし、そのような努力も、アントニオ・コンテの厳しいプレシーズン・セッションを乗り切るには不十分であった。

トッテナムの初戦、チームKリーグとの試合では、ソンとケインがともに2ゴールを挙げた。コンテは、ハーフタイムではなく後半2分にあえてソンを投入し、地元のファンの声援を受けながらピッチに立つように舞台を用意した。不用意なハンドによってトッテナムにPKを与えたチームKリーグのミッドフィルダー天野純が困惑した表情を見せたとき、スタジアムは笑いに包まれ、そしてその笑いが歓声に変わった。天野のフリーキックがニアポストのウーゴ・ロリスをとらえた瞬間、その笑いはまた歓声に変わった。

トッテナム・ホットスパー相手にゴールを決めて喜ぶKリーグ・蔚山現代FC所属の天野純

スパーズのツアー2試合目は、白いユニフォームを着たファンや北側のスタンドから「Come on you Spurs」、「Glory Glory Tottenham Hotspur」といった声が聞こえ、ホームゲームと呼べるような状況だった。しかし、対戦相手のセビージャは白を基調としたユニフォームを着て、スパーズは新しいアウェイのユニフォームを着てピッチに立っていた。試合は1-1の引き分けで、チームKリーグの試合よりゴールは少なかったが、タフなタックルは多かった。後半開始早々、ソンの見事なボール回しからハリー・ケインが先制点を挙げると、セビージャはイヴァン・ラキティッチがペナルティエリアの外からシュートを決め、同点に追いついた。

韓国では、親善試合の2試合だけでなく、スパーズのスケジュールは公開練習、記者会見、メディアへの出演とぎっしり詰まっている。チームメイトと一緒に食べた韓国風バーベキューについて聞かれたウーゴ・ロリスは、地元メディアの取材に対し、「ちょっと気分を切り替えるためのひととき」と、夕食を楽しんだことを明かした。

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