プレー時間の観点からすると、スパーズの現在の負傷者数を考慮すると、負傷さえ避けられれば、どの選手でもレギュラーになれる可能性が高い。
デイヴィスの負傷により、ポステコグルーが率いるチーム戦力がますます薄くなっている中、トッテナムは来週のオールド・トラッフォードのピッチで新戦力のセンターバックが一部でもプレーできるように早期に移籍を成立させる必要性が高まっている。ドラグシンの初戦がトッテナム対マンチェスター・ユナイテッドになる可能性があるという見通しだけでも、プレミアリーグの魅力を示している。
スパーズはその貧弱なチーム戦力を念頭に置いて、ティモ・ヴェルナーをRBライプツィヒからシーズン終了までのローンで獲得する交渉に素早く動いた。27歳のフォワードは、買取オプションが含まれる可能性が高いローン契約を完了させるため、これから48時間以内にロンドンにやってくる予定だ。
ライプツィヒは土曜日、同選手が「他のクラブと交渉中である」ためザンクト・ガレンとの親善試合には招集されないことを認めた。
スパーズがソン不在時にポステコグルーの攻撃オプションを強化するためのリスクのない動きとして、そしてソンが戻ってきてからのことも考慮しても、このローンには十分に合理性がある。このドイツ人は電光石火のスピードと、絶え間なくプレスを掛ける無尽蔵なエネルギーを持っている。
鍵となるのは、ヴェルナーがチーム戦力が弱体化したスパーズで影響を与えられるかどうかだが、金曜夜のバーンリー戦でこのドイツ人がベンチからピッチに入っていれば試合に変化をもたらしていたことは疑いようがない。
もちろん、チェルシー時代に注目を集めたシュート・ミスの連発によって、ゴールやアシストにおける彼の能力には疑問符が付くだろう。
ブルーズ在籍中の彼のファイナル・サードでの成績は89試合に出場して23ゴール、21アシストであり、実際のところは思っているほど悪くはなく、多くの試合でゴールに絡んでいたことになる。
ヴェルナーはプレミアリーグに来る前の2019/20シーズンに45試合で34ゴール、13アシストという注目すべき数字を残したが、チェルシーではその好成績に匹敵することはできなかった。
2022年にライプツィヒに復帰して以来、昨シーズンは40試合で22ゴールに絡み（16ゴール、6アシスト）、ある程度復活してきているように見えたが、今シーズンは内転筋の負傷もあり、ブンデスリーガでの先発出場はわずか2試合にとどまり、8試合に出場して、ウィンターブレイクまでに得たゴールはわずか2つだった。
そしてヴェルナーはその経験値をもたらすだろう。彼は2021年のチェルシーのチャンピオンズリーグ制覇に貢献し、同大会のほとんどの試合で先発出場していた。また、左サイドでワイドにプレーすることも、センターフォワードでプレーすることもでき、必要に応じて右サイドを務めることもできる。
