ティモ・ヴェルナーの補強に動く理由、ラドゥ・ドラグシンの移籍における重要な要素 – バーンリー戦のトーキング・ポイント

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ポステコグルーは、トッテナムの監督に就任してから数ヶ月間、負傷や復帰について透明性を保っていたが、最近は、離脱中の選手や練習に復帰し試合への準備ができている選手について、特定の名前を回答から外すことにしている。もちろん、それはスパーズとの試合に向けて準備を進める対戦相手に謎を残すための彼に認められた権利であるが、かつてスパーズの暫定監督を務めたクリスティアン・ステッリーニは同様の対応においてメディアの間で不評だった。

ダイアーにはポステコグルーのもとでスパーズでの将来がないことは明らかだ。しかし、ベン・デイヴィスがハムストリングの負傷でこれから離脱することを考えると、この冬の移籍マーケットにダイアーを失う余裕があるかどうかをポステコグルーは尋ねられた。

答えは短くてシンプルで、「はい(Yes)」だった。

バイエルンへの移籍は両クラブ、そして選手本人にとって適している。バイエルンにとっては、ハリー・ケインの親友が加入することでケインを満足させたいという意欲を示す動きであり、ダイアーはポステコグルーのシステムでなければブンデスリーガでまともなパフォーマンスを発揮することができるだろう。

バイエルンからの強い関心があり、間もなく初めて父親になる予定のダイアーもこの移籍に興味を示しているが、スパーズにとって次のステップはクラブ間で合意に達することだ。次の夏にフリーで失う見込みだった選手を少額であっても移籍金を得て放出するという解決策となる。

ノースロンドンのクラブが、ウーゴ・ロリスと同じようにポステコグルーのチーム構想にない高収入を得ている選手をチーム戦力から外すことができれば、半年間待たなければならなかった予算をこの冬に使うことができるようになるかもしれない。

スパーズはまた、ローンからクラブに戻ってきた選手たちを、再び再起させるためにローン移籍させる必要がある。セルヒオ・レギロンはマンチェスター・ユナイテッドから戻ってきたが、シーズン半分のローンになることは予め予想されていた。

一方、ジェド・スペンスが冬に戻ってくることは予想されていなかったが、ここ数シーズンに渡ってキャリアの方向性を見失っていたように見えるこの23歳の若者にとってはまたしても残念な展開であり、リーズのダニエル・ファルケ監督は、リーズが期待していたものには及ばなかったと語っていた。

【補記】ファルケのスペンスのローン期間終了に関する発言:
「選手のポテンシャルやクオリティも重要だが、プロ意識や規律、ピッチの内外での運動量やソフトスキル(一般に「コミュニケーション能力」など)が重要で、彼の場合はそういった点において、前向きで献身的にチームにとって良い姿勢を見せれるかどうかだったんだ」

このファルケの発言は、2018年にノリッジにローンで在籍していたマーカス・エドワーズについての発言をなんとなく思い出させた。幸運にもオランダ、次にポルトガルへ国外移籍したことでエドワーズはいずれ成長軌道に乗り、キャリアを切り開いていった。やはり才能はあるはずのスペンスが、これから自分のキャリアの最適解を見出して、再燃させることを願うばかりだ。

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