スペンスはポステコグルーのチーム構想に入っておらず、多くの名前が連なる負傷者リストを改善するためにも補強を必要としているなかで、その負傷者リストにまた新たな名前が加わってしまった。
先週、ロドリゴ・ベンタンクールが予想外のスピードで復帰した試合において、アレホ・ベリスが膝の負傷を抱えてしまい、少なくとも数ヶ月は離脱することになってしまった。
さらにバーンリー戦でミッキー・ファンデフェンがベンチに帰ってきたが、このオランダ人が数ヶ月に渡って好調を維持したベン・デイヴィスが試合終盤にハムストリングを痛めてしまった。ポステコグルーは、そデイヴィスと共に重要な役割を果たしてきたエメルソンロイヤルの不慣れなポジションでの活躍を称賛した。
「エメは素晴らしかったよ。我々は彼をそのポジションに置いているが、他に選択肢がなかったからだ」
「彼は傑出していたよ。『指示があればどんなことでも実践してみせる』という姿勢を見せた最高の選手の一人だ」
「彼が毎週その姿勢を見せてくれているし、我々にとって素晴らしいことだね。残念ながら、ベンは今夜ハムストリングを痛めてしまったので、我々にとってはさらなる打撃だ。この2人はここ数週間、我々にとって真の戦士だったからね」
デイヴィスの負傷により、トッテナムは新たなセンターバック獲得に向けて迅速に行動する必要性が高まった。ファンデフェンはバーンリー戦には出場しなかったものの、来週末のマンチェスター・ユナイテッド戦には出場可能だ。
「ああ、彼は元気だよ。今夜は彼に試合時間を与えるつもりだったが、試合の流れを考えると、我々は前線で相手の守備から突破しなければならなかった。彼をベンチに置いたままにしていたが、今週トレーニングをしており大丈夫だったので、来週からフルトレーニングする予定だ。彼は出場可能だよ」
エメルソンはセンターバックの役割で良いパフォーマンスを見せており、若いオランダ人とのコンビでしばらくは凌ぐことになるだろうが、ポステコグルーは最終的に2人の本職センターバックを守備の中心に配置する必要がある。
ジェノアと21歳のラドゥ・ドラグシンの両方を納得させるために、ナポリは現金と選手の獲得オファーで優位に立とうと最善を尽くしているにもかかわらず、スパーズは引き続きこのセンターバックを追いかけている。ドラグシンとしても、ナポリへの移籍かジェノアに残留する方が、レギュラーとしてプレーを続ける可能性があるだろう。
しかし、football.londonは、ルーマニア人がプレミアリーグへの移籍を希望しており、トッテナムがジェノアと交渉を続けている理由は、彼こそが最優先の補強ターゲットだからであると理解している。
