ダビド・ラヤの加入とクラブの夏の移籍計画でアンジ・ポステコグルーのスパーズ守備陣が一変

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トッテナムの新ヘッドコーチに就任したアンジ・ポステコグルーは、チームの再建のための忙しい夏を控えており、移籍マーケットでは守備ラインに焦点が当てられることになる。

football.london/Alasdair Gold

トッテナム・ホットスパーは、夏の移籍市場で新ヘッドコーチのアンジュ・ポステコグルーが優先することとして、雨漏りするディフェンスを修正しなければならないことを知っている。

昨シーズン、スパーズはプレミアリーグで63失点を喫し、下位に位置する5つのチームを除くすべてのチームよりも多くの失点を記録する悪い結果となった。ポステコグルーは、ピッチの高い位置でアグレッシブかつ執拗なプレッシングを行う一方で、相手の攻撃が守備ラインに攻め込んで来たときに備えて、信頼できるバックラインも必要とする。

一方で、昨シーズンにプレミアリーグでトッテナムより多くのゴールを挙げたチームは4つしかなかったのだが、スパーズの70ゴールのほとんどは30ゴールを記録したハリー・ケインがほぼ半分を占めた。とはいえ、スパーズが新しいミッドフィルダー、つまりジェームズ・マディソンと若いウィンガーを探していないわけではなく、その詳細は、この夏の移籍計画に関する前回の考察で見ることができる。

その後編となる今回は、トッテナムが長年のナンバーワンでありキャプテンでもあるウーゴ・ロリスの後任となるゴールキーパーとディフェンダーの話となる。

36歳のロリスは、ノースロンドンで11年間過ごした後、新たな挑戦のためにクラブを去りたいと公言し、契約が1年残っているにもかかわらず、クラブはフランス人の長期的な後継者を確保できた場合にその挑戦の邪魔をすることはないと見られている。 昨年12月の段階で、この夏にロリスの長期的な後継者を探す計画があったとfootball.londonは伝えていたが、現在は即戦力を見つけるためにその計画がより強化されている。

ブレントフォードのゴールキーパーであるダビド・ラヤは、その後継者候補の中でも上位に位置している。この27歳は、優れたシュート・ストッパーであるだけでなく、ポステコグルーのシステムに適合する足元の能力を持っている。また、16歳のときにイングランドにやってきてブラックバーン・ローヴァーズに加入したため、ホームグロウンに分類される。

ポステコグルーのもとでプレーするゴールキーパーの重要なポイントは、後方からポゼッションを開始する際に、迷うことなく素早くボールを回すことができる能力である。ラヤは、プレッシャーのかかる状況下でのボールの配給においてまだ改善できる部分があるが、そのパスと高い守備ラインでもプレーできる能力は、トッテナムが相手のスペースをつぶすのに役立つだろう。

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