アンジ・ポステコグルー:マンチェスター・ユナイテッド戦を控えての記者会見2

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では、今シーズンの過去に確立された不名誉な評価をひっくり返すかもしれないという期待にトッテナムのクラブ内が盛り上がっており、上層部が1月の移籍マーケットでヴェルナーとラドゥ・ドラグシンの補強を早々に決めた理由において、チームの後半戦への希望が後押ししたとポステコグルーは考えているのだろうか?

「それは『うまくいっていないから何人かの選手を補強する必要がある』という方向に働く可能性もあるだろ。つまり、『彼はうまくやっているから選手の補強は必要ない』という不利な方向に働くこともあるわけだ」

「だから『オーケー』と言うのは信念と信頼の問題だと思うね。なぜなら、選手を補強したり、移籍をしたりするたびに、資金を投じる必要があるからだ。無限にできることではない。クラブがどれほど大きいかは関係ないんだ」

「ほとんどのクラブは、その移籍の決定に信頼と自信を持っていれば、より安心して動くことになる。これらは私の決定であり、移籍においては私が責任を負う。だから、全員が本当に足並みを揃えてきたので、そこは迅速に動けたと思うよ」

「クラブの全員が我々の目標を理解していて、その選手がどのようなプロフィールなのかについて多くの議論をする必要も、他の選択肢を検討する必要があるかについて多くの議論をする必要もなかったんだよ」

「だから、『よし、この選手は我々の望みにぴったりだ。さあ、補強を成立させよう』といった感じだった。それで補強が上手くいかなければそれだけのことだし、そうやってかなり迅速に行動するのが奏功したんだと思うよ」

夏と冬にスパーズに加入した選手たちからよく聞かれたこととして、加入を決める前のポステコグルーとの話し合いがスパーズへの移籍を決定づけた瞬間だったということだ。先日、ヴェルナーとドラグシンは2人ともオーストラリア人との会話について語り、ジェームズ・マディソンやグリエルモ・ヴィカーリオもまたこのヘッドコーチとの最初の会話について叙情的に語っていた。

しかし、ポステコグルーは、自分は選手たちに加入を説得するためにそういった話しをしているのではなく、加入した場合に何が起こるかについて聞かせ、選手たちの興奮の言葉を聞くために話していることを強調した。

「私が彼らを説得しているとは思ってないよ。私は本当にそうしようとしてなかったからね。私にとって重要なのは、中途半端な話をすることではないが、(ここに来ることに)彼らの声で興奮しているのを聞きたいんだ」

「それはここトッテナムだけでなく、私がこれまでどこのクラブにいても、彼らは本当に自分のクラブのためにここに来たがっていて、それが自分たちのキャリアにとって最良のステップだと考えているかなんだよ」

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