「それが私をここまで導いてくれたわけだし、これを続けているのはそのやり方で勝てると信じているからに他ならない。月曜の夜は極端な状況ではあったが、それは単に選手たちが試合を戦い抜き、同点に追いつくために最善の戦い方だと感じていたからなんだ」
「おそらくチェルシーの突破を少し容易にしたいくつかの側面があっただろう。その裏返しに、私は選手たちのメンタリティーと意図がとても気に入ったんだよ。選手たちは、機能する可能性があった他の戦い方ではなく、我々のフットボールを貫いて同点に追いつこうとしてくれたんだ」
ポステコグルーは、この『シーズン最初の試練』で選手たちの真の実力が試されるかと問われ、笑っ手答えた。
「最初の試練?シーズン開幕前日にこのリーグで史上最高の選手を失ったんだが?このくらいは朝飯前だよ。我々にはシーズンいっぱいを負傷で欠くような選手もいる。いや、心配する必要はないよ」
「私のキャリアを通じて、常に試練が訪れる。監督としての状態は2つしかないことがわかったよ。試練の真っ只中にあるか、それともこれから試練がやってくるかだ。日々、何事も順調に進まないことはよくわかっている。常に課題が存在するんだよ」
「私は自分の状態を変えないようにしているだけだ。それが現状だ。私は重要なことに集中しようとしている。我々はまだ、何かを勝ち取るためにチームと環境を構築しているところだ。それは一朝一夕で変わるものではないんだ」
「1試合で5人の選手を失うというのは、私が経験したことの中でもかなり極端だが、それはこれまでに直面した試練の中で最もひどいという意味ではないし、そんなことを言ってしまえば、このグループの選手たち(普段控えの選手たち)に対して少々失礼だろう」
「初日からこのグループには立て直す力と個性が存在していたので、彼らはそれを再び示す必要がある。その機会はすでにそこにあるんだ」
『これから試練がやってくる』のですか?
「いや、私は今、試練の真っ只中にいると思うよ」
「とはいえ、私は月間最優秀監督賞を受賞したので、5分間の恩恵を与えるべきだろうね」
