即戦力級の補強を見据えたアントニオ・コンテの明確なメッセージ、ジェド・スペンスの混乱、ケインへの望まれぬ警戒心

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Football London/Alasdair Gold

トッテナム・ホットスパーがブレントフォードと2-2で引き分けたボクシング・デーのプレミアリーグの試合でのトピック。

平常運転のトッテナム

ワールドカップによる中断から6週間が経ったが、トッテナム・ホットスパーは少しも変わっていない。またもやアントニオ・コンテの「ジキルとハイド」のような性質が発揮され、前半はもたつき、つまずきながらも、後半はようやく立て直され、改善された。

これでスパーズは9試合連続(プレミアリーグでは6試合)で相手に先制を許したが、ハリー・ケインとピエール・エミール・ホイヴィアの見事なゴールで再び同点に追いつくことに成功した。

この問題はコンテが解決しなければならないものであり、ワールドカップの中断中にホットスパー・ウェイのトレーニング・ピッチや広大なトレーニング施設のミーティング・ルームで何が行われたのはわからないが、明らかにその答えは見つからなかった。

Gテック・コミュニティ・スタジアムでの前半は、ブレントフォードがより良い準備をしているように見え、スパーズが前進を試みるたびにホームチームが牙を剥いた。

しかし、後半開始早々にブレントフォードがイヴァン・トニーのゴールで2点目を決めると、トッテナムはまるでフランケンシュタインの怪物が稲妻に打たれたようにまたしてもそこから息を吹き返した。

マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッドを破り、チェルシーにも引き分けたブレントフォードの強力で組織的なチームは、その瞬間からスパーズのユフォームでプレミアリーグ初出場のフレイザー・フォースターに枠内シュートが飛んでくることはなく、スパーズが試合を完全にコントロールした。

ケインとホイヴィアのゴールでトッテナムが試合を振り出しに戻し、さらにケインのヘッダーがクロス・バーを叩き、ホイヴィアがゴール前でさらに好機を迎えるなど、この試合には十分が勝機があったのだ。

ポゼションではスパーズが61%。またシュート数はブレントフォードの9本に対しスパーズが16本、枠内シュートはブレントフォードの5本に対し、スパーズは8本であった。

コンテは、今年のクリスマスを妻のエリザベッタと娘のヴィットリアをイタリアからイングランドに呼んで一緒に過ごすことになったが、いつもと違うトッテナム・ホットスパーをピッチの上で見せることはできなかった。

昨シーズン、コンテは勝利の後に敗戦、そしてまた勝利の後に敗戦を1試合おきに繰り返すことでそのイライラを募らせていたが、今シーズンはさらにその切替え周期を高めて45分おきに夜と昼を繰り返しているのだ。

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