アントニオ・コンテのトッテナムにもたらした重要な変革とこれから待ち受けるゲームチェンジの要素

この記事は約4分で読めます。

Football London/Rob Guest

トッテナムは土曜日の午後、トッテナム・ホットスパー・スタジアムでウルブズに1-0の勝利を収め、開幕から3試合で7ポイントを獲得している。

アントニオ・コンテが初めてトッテナムの2022/23シーズンのプレミアリーグの日程を見たとき、「本当に心配になった」のも無理からぬことだろう。サウサンプトンとのホームゲームで新シーズンをスタートし、翌週にはチェルシーに遠征、そしてシーズン3試合目にはトッテナム・ホットスパー・スタジアムでウルブスを迎え撃った。

プレミアリーグの他のチームの戦績を考えると悪くないスタートかもしれないが、実際リリーホワイツは2022年のスタート時点で前述の3チームに対して3試合連続で全敗していた。この3連敗でチャンピオンズリーグへの望みは絶たれたかに見えたが、幸いにもシーズン終盤の大逆転劇によって立ち直り、見事に4位で終えることができた。

2月中旬に行われたウルブズ戦での2-0の敗戦後、スパーズは飛躍的に成長し、コンテのもとで信じられないほどのメンタリティーを築き、プレミアリーグでも最高クラスで勝ち点を獲得することに成功した。しかし、この間もバーンリー、ブライトン&ホーブ・アルビオン、そしてブレントフォードの結果に代表されるように多くの失敗があった。

トッテナムが上位に食い込むためには一貫性を保つことが重要であり、また、最高のパフォーマンスを発揮できないときにも勝ち点を獲得する必要がある。2022/23シーズンのプレミアリーグ開幕3試合のうち2試合でその傾向が見られ、獲得可能な9ポイントのうち7ポイントを記録することに成功している。

サウサンプトン戦で印象的だったのは、もっと大きな点差で勝てるほどのゴールチャンスを得たことだ。トッテナムが8日後のチェルシー戦で苦戦を強いられたのは、ブルーズがここ数ヶ月で最高のパフォーマンスを発揮したためだ。リシャルリソンの投入は大きな違いを生み、ピエール・エミール・ホイヴィアとハリー・ケインがゴールを奪ったことで、勝ち点1を手にスタンフォード・ブリッジを後にすることができた。

土曜日のウルブズ戦、スパーズはまたもや前半でベストな状態とは程遠く、ブルーノ・ラージも試合後、プレスとコントロールで相手を驚かせることができたと認めている。しかし、良いチームの証は絶好調でないときに勝つことであり、N17でスパーズがトレーニング・グラウンドで習得した形をそのまま実践したようなコーナーからのケインのヘディング・シュートでその証を見せた。

トッテナムの勝利へのメンタリティーは、この試合でも発揮され、開幕からの無敗を維持することに貢献した。コンテを喜ばせたのは、昨シーズンに全敗だった対戦カードで勝ち点を7ポイントも得たことであり、チームにはまだ多くの可能性が残されていることだ。

「はっきり言っておくよ。昨シーズンのこのような試合では、相手を困難を突きつけるような準備ができていなかったし、おそらくこのような試合では、最後に負けることになっていた思う。実際、昨シーズンはホームでのサウサンプトン戦、ホームでのウォルバーハンプトン戦、そしてチェルシー戦で負けていた。実はこの3チームとの連戦をみた時にすごく心配になったんだよ(笑)」

この記事を評価する
タイトルとURLをコピーしました