ターミネーター・コンテ、ダイアーのベンタンクール評、ソンのゴール直後のペリシッチの反応…レスター戦の注目トピック

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明確なローテーション実行のメッセージ

トッテナムには強力なリーダーが必要だが、すでに一瞬たりとも自分を疑うことのない男、アントニオ・コンテがいる。

これまでスパーズでは、ほとんどの選手が毎週、先発メンバーの座を巡るポジション争いがゆるすぎたのではないかと問われたとき、コンテの答えは力強いものだった。

「正直なところ、過去にどうだったかは気にしてないよ。私には私のマネジメントがあり、私自身の考えがあり、私の話はとても明確に語ることができる。私はどんな状況でも、最後にトロフィーを掲げている。それは私のビジョン、私の仕事、私のフットボールに対する考え方が評価されなければならないということだ」

「そうでないとね…。私は自分のアイデア、自分の考え、自分のやり方で、重要なものを作り上げていくまでだ。クラブは、我々が選手やスタッフと一緒にやっていることを本当に喜んでくれていると思うし、もちろん、私は妥協したくない。私は誰に対しても妥協を許さないんだ」

「このことは、はっきりさせておかなければならない。私は自分の道を進み、この道を歩いて行く。これは非常に重要なことで、私は将来も、私と仕事をすると決めたクラブのために重要なものを築こうとするつもりだ」

コンテの言葉は明確だった。クラブが自分を支えるか、自分のやり方に従わないかの二者択一である。この言葉は、選手たちにも、クラブ内の人間にも、あるいは疑心暗鬼に陥っているファンたちにも当てはまる。

イタリア人はリーグ優勝のメダルをテーブルの上に叩きつける以外のことはしてこなかった。ゆえに彼の論理は正しいのだ。彼はどこへ行っても勝っているのだから、自分が何を言っているのか分かっているのかもしれない。

トッテナムのファンは、彼のローテーションに時折ヤキモキするであろう。ファンは様々なポジションに多くのオプションを持つことに慣れておらず、サポーターは「より強力なチーム戦力を作るために資金を投じろ」と要求する一方で、「常に最強の先発イレブンを選択せよ」という相反する要求をしてしまうのだ。

コンテはソーシャルメディア上でファンにどう思われようと気にしないが、クラブ内の文化を変えたいとは思っているようだ。

「周りの人たちは監督がこのような状況を管理するのは簡単なことではないことを理解していないんだ。13人の選手をプレーさせたがる場合もあるから簡単ではないが、重要な決断をしなければならないときもある」

「まず第一に、その決断において誠実であろうとすることだ。誠実であれば、選手からの尊敬を失うことはないからね。私のキャリアでは、どのような決断も常にチームのためになるものだと思っている」

「選手たちは、私が勝利を望んでいることをよく知っているし、すべての決断はチームのため、選手のため、選手を守るためなんだ。ハリー・ケインやソニーが負傷した場合、デヤンやリッチーだけでは難しい。ルーカス・モウラが1ヶ月も離脱してしまい、状況を管理するのが難しいんだ」

「当然のことだが、私はこのチームには中位に留まるのではなく、より高いレベルを狙えると考えるようになってもらいたい。毎試合、毎試合、毎試合プレーしているので、トッテナム(トレーニング・グラウンド)に留まってはいられない。このような考え(中位に留まるチームだという考え)を持っていると、おそらく大事なものを得るために戦うことはできないと思うよ」

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