「我々はこのクラブでこの道を歩み始めたばかりだ。リシャルリソンを前線に置き、ハリー、ソニー、デキ、そしてルーカス、さらに将来有望で若手のヒルがいて、この状況は私にローテーションの可能性を与えてくれているんだ」
「最初の4試合はリッチーがベンチで、ここ3試合はデキがベンチ、今日はソニーがベンチだった。インターナショナル・ブレークの後、12試合連続でプレーするようになれば、間違いなくローテーションを組むことになるだろう。ただ、選手たちにお願いしたいのは、ローテーションを組んだときにレベルを落とさないようにすることだ。どの大会もしっかりと戦いたいので、常に強いチームでありたいと思っている」
これまでコンテが記者会見で触れられることがなかったブライアン・ヒルの名前をここで出したが、このような形でコンテに認められた選手は、すぐにでもプレーできるような心構えをしなければならないはずだ。
10月1日からの連戦は、スパーズのヘッドコーチが怪我や疲労、燃え尽き症候群を防ぐためにチームを大きくローテーションさせなければならないほどに目まぐるしくやってくる。
「正直なところ、私は過去に働いていたすべての環境で同じことをしていたよ。チェルシーでも、ユベントスでも、インテルでも、競争力をつけたいとき、何か重要なもののために戦いたいとき、繰り返すが、我々はまだ道を歩み始めたばかりなんだ。私の意見では、我々のチーム戦力はまだシティやリバプール、チェルシーと比べて同じくらいの強度ではないからだ。それにアーセナルやユナイテッドとも戦っている」
「まだ始まったばかりだが、もし選手たちが何か重要なもののためにプレーしたい、トロフィーを掲げたいと望むなら、このことを理解しなければならない。そうでなければ、毎試合同じ選手でプレーし続けることになるが、何も勝ち取ることはできないだろう」
「これは明らかだ。明確なんだよ。過去にここで起こったことだが、私は変わろうと努力したいんだ。このチームをもう一段階上に持っていくために、私は変わりたいんだ。ベストを尽くすつもりだよ。でも、心配はしていない。確かに、簡単なことではない。単純なことでもないね。でも、どんな時でもベストな判断を下さないといけないんだよ」
「また、今日はロメロが…ロメロはベンチにいた。サンチェスを起用したんだ。エメルソンは今まで毎試合出場していたが、今回はローテーションを組むことにした。ああ、繰り返すが、野心のあるチームにいたいのであれば、こういう状況を受け入れなければならない。そうでなければ、中堅のチームになって、全試合を戦うことを覚悟しなければならない。そうなればトロフィーを掲げることは非常に難しくなるよ」
映画『ターミネーター』シリーズでは、「生き延びたければ一緒に来な(come with me if you want to live)」という象徴的なセリフが繰り返される。
コンテのメッセージも同様だが、トッテナムとその選手たちに向けて、これまでとは少し違った表現をしている。
「勝ちたければ一緒に来な」