コンテのスペンス欠場の決断、マット・ドハティの示唆、リシャルリソンを愛する理由

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Football London/Alasdair Gold

トッテナムがローマに1-0で敗れ、世界各地で行われたこの夏のプレシーズン・マッチを終えた。

アントニオ・コンテは敗戦を喜んだりはしないが、この時ばかりはトッテナムのプレシーズン・マッチがイスラエルで終了したことに妙に満足げだった。

コンテはハイファにあるサミー・オフェル・スタジアムの通路に立っていた。午前0時を過ぎていたので、厳密にはイタリア人は53歳の誕生日になっていたのだ。スパーズがジョゼ・モウリーニョ率いるローマに敗れた後だけに、彼は意気消沈していそうなものだ。

だが、彼は気落ちなどしていなかった。コンテはかつて率いていたクラブで、シーズン前の数週間を使って世界中にプレシーズン・ツアーに出向くことに不平を言っていた。しかし、スパーズでの彼の信念は、この夏、クラブにツアーの実施を認め、海外ツアーの細かい部分まで非常に具体的な指示を与え、マネージング・ディレクターであるファビオ・パラティチの仕事と成功のための環境作りの知識に助けられ、ピッチ内外で彼が望むものを得ているのだ。

コンテがプレシーズンに求めたのは、できるだけ多くの新戦力を獲得してトレーニング・グラウンドで選手たちを鍛え上げることと、来るべきプレミアリーグの新シーズンに向けて選手たちを迅速に準備するためにフィジカルを追い込む相手と親善試合をすることの2点であった。

土曜の夜に行われた最後の親善試合は、スパーズがこの夏に戦った4試合の中で印象的なものではなく、モウリーニョ流の「1点差で勝利を収める」戦い方をするローマの望む試合内容になった。

しかし、フィットネス面では、ダイアー、ロメロ、ホイヴィア、ケインの4人が90分のフル出場を果たし、交代した選手の何人かは明らかに激しく息を切らせていた。イヴァン・ペリシッチとクレメン・ラングレのパフォーマンスには、ポジティブな要素があった。たとえコンテが、この時点で「私が知っている本来のイヴァン・ペリシッチではない」と語ったとしてもだ。

「彼は本当に優れた選手であり、重要な選手だ。彼は前に仕掛けて1対1の勝負に強いし、両足が使える」

「でも、今の彼は私が知っている本来のイヴァン・ペリシッチではないので、もっと努力しなければならない。でも、それは当たり前のことで、ケガから回復するまでの時間を短縮できたので、私は満足しているよ」

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