ターミネーター・コンテ、ダイアーのベンタンクール評、ソンのゴール直後のペリシッチの反応…レスター戦の注目トピック

この記事は約19分で読めます。

Football London/Alasdair Gold

土曜日の夜に行われたプレミアリーグのレスター・シティ戦で6-2で勝利したトッテナム・ホットスパーがのトピックを紹介する。

奇妙な試合展開と無敗記録

この試合は、誰が最も多くのミスを犯すかという奇妙なコンテストとして始まり、崖っぷちに立たされていたソン・フンミンがこの試合のすべてを掴み取って幕を閉じた。その結果、6-2の派手なスコアとなり、後半の途中からいつもと異なるフォーメーションが効果を発揮し、ミッドウィークのリスボンでの敗戦のフラストレーションから突然、アントニオ・コンテのスパーズがプレミアリーグで2位につけるチームらしくバラ色に見えたのだった。

スパーズはマンチェスター・シティと同じ勝ち点の17ポイントを獲得し、これまで18ゴールを決めているが、これはシティの23ゴールに次ぐゴール数だ。かつてマウリシオ・ポチェッティーノ率いるスパーズがチェルシーに次ぐ2位フィニッシュを果たした2016/17シーズンと並ぶ、プレミアリーグにおける最高のスタート・ダッシュを切ったことになる。なお、当時のチェルシーを率いていたのは、他ならぬアントニオ・コンテだった。

さらにインターナショナル・ブレイクが明けた後にスパーズがノースロンドン・ダービーでの敗北を避けられれば、クラブのプレミアリーグでの最長の無敗記録である14試合を更新することになる。

この勝利により、トッテナム・ホットスパー・スタジアムでの開幕から4連勝となり、トップリーグの開幕からホームで3連勝以上を記録したのは1987/88シーズンの5連勝以来となる。なお、この後のトッテナムは10月15日のエバートン戦まで、プレミアリーグでホームゲームはない。

そして、前半にはジャンニ・ヴィオの指導によって改善されたセットプレーからのゴールが2つあった。まず、デヤン・クルゼフスキがショート・コーナーからイヴァン・ペリシッチにボールを送ると、再びクルゼフスキに戻してクロスを上げ、ファー・ポストでハリー・ケインが頭で合わせて、今シーズンのプレミアリーグ6ゴール目を決めた。

さらに、ペリシッチが放ったCKをニアで合わせたエリック・ダイアーが流し込んで、今シーズン2ゴール目を挙げた。これでトッテナムは今シーズンのプレミアリーグで最も多くのヘディングでのゴールを決めたことになり、7試合で7ゴールとして、すでに昨シーズンの合計にあと1ゴールと迫っている。

また、トッテナムがプレミアリーグのホーム・ゲームで6ゴールを挙げたのは、2009年11月のウィガン・アスレティック戦で9-1で勝利して以来のことである。

これらはポジティブなスタッツであるが、コンテはそれ以上の具体的な何かを望んでいる。トッテナムはまだそれほど良いプレーをしているわけではないが、ライバルクラブの多くが勝点を取りこぼしているなかで、リーグ無敗で首位を狙える位置につけているのは良い兆候である。

前半は両チームが果敢に相手にチャンスを献上し合うという奇妙でオープンな試合展開だった。そんな展開の中で、スパーズは相手に簡単なゴールを2つも許し、さらにウーゴ・ロリスはリスボンでのアクロバティックなセーブに続く、見事なセーブを見せなければならなかった。

コンテは、前半の45分間のエネルギー・レベルの低さに不満を抱いており、ハーフタイムに選手たちに対してポゼッションを改善してボールを長く保持し、レスターを痛めつける方法を指示した。そしてそれは完璧に機能した。

この記事を評価する
タイトルとURLをコピーしました