レアル・マドリード行きの噂が広がるハリー・ケインが国外に移籍をしてプレミアリーグのゴール記録を更新する方法

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フットボールの世界では、この先に何が起こるかは誰にも分からないが、ケインは新しい専属フィジオと仕事を始めてから3年半、大きな怪我をしたことがなく、これ以上ないほどの健康体である。

究極のプロフェッショナルと称されるケインは、よほどのことがない限り30代半ばから後半までプレーし続けることができるだろう。彼ほど狂信的なまでに自己研鑽に励んでいるのであれば、この先10年、さらなる高みを目指すことができないだろうと予想する方が愚かなことだ。

レアル・マドリードで活躍した7シーズンのうち、30歳を過ぎてから5シーズンを過ごしたベンゼマや、ロベルト・レバンドフスキなど、同世代のストライカーたちの中には、年齢とともに調子を上げている選手もいる。

クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシは30歳の誕生日を過ぎても圧倒的な存在感を示し続け、ズラタン・イブラヒモビッチは41歳だった昨シーズンになってもセリエAでプレーしていた。

ケインが少なくともあと5~6年はトップレベルでプレーできると仮定すれば、この夏にレアル・マドリードや他の欧州の有力クラブに移籍してそこでトロフィーを獲得し、プレミアリーグに復帰してシアラーの記録を塗り替えるだけの時間が残されているとも言える。

もちろん、そこにはリスクがある。特にイングランドのトップリーグの競争力は侮ることができないが、今夏にスパーズを去り、別のリーグで自分を試したいと願うのであれば、ケインが取るべきリスクでもある。

たとえ年齢を重ねるにつれて身体的な強さが失われたとしても、ケインはテディ・シェリンガムやウェイン・ルーニーのように最前線から深い位置に移ってプレーし続けられるほど知的であり、シアラーの記録を塗り替えるまではゴールを取り続ける意欲を失わないに違いない。

ケインには、現在妊娠中妻のケイトや3人の子どもたちと離れ離れにはなりたくないだろうし、イングランドに留まりたい理由があるかもしれないが、シアラーの記録が彼の考えを決定付ける要因になることはもはやないだろう。

多くのスパーズ・ファンは、ケインがこの夏にレアル・マドリードに移籍することがまだマシな部類の結末であり、プレミアリーグのライバルクラブに行くことなくタイトルへの憧れを満たす可能性がある移籍だと考えるだろう。

また、ヨーロッパ有数のスーパークラブへの移籍は、2024年夏にチェルシーやユナイテッドにフリー移籍するような事態に比べれば、彼のスパーズでのレガシーを傷つけることはないだろう。

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