ヴィオの指導の成果
ハリー・ケインがハーフタイムを経てピッチに登場すると、すぐにその存在感をアピールした。ケインの投入直後には、オウンゴールを誘発するクロスを入れ、その後、左足で見事なシュートを決めた。
さらに、スパーズはあきらかなハンドでPKを獲得し、イングランド代表キャプテンは、ソウルの熱狂的なファンの前でソン・フンミンにゴールネットを揺らすチャンスを与えた。しかし、シーズン中は、ケインがPKのキッカーに専念するため、PKを譲ることはないだろう。
すぐさまケインはこの試合の2ゴール目を記録した。エリア外で得た直接フリーキックを蹴り、壁の間を突いてゴールへ流し込んだ。ケインがトッテナムでフリーキックを決めたのは、2014年11月以来であった。
この夏、コンテは5人の新戦力を獲得しただけでなく、セットプレーのコーチであるジャンニ・ヴィオをコーチング・チームに加えるという重要な補強をした。ヴィオはフットボール界で非常に高い評価を受けており、4,830もの異なるルーチンをデザインしたことでも知られる。彼の招聘が、チーム最大の弱点の一つを大きく改善することをスパーズは期待していることだろう。
ケインが長期間に渡ってフリーキックからのゴールを決められない不本意な記録にいきなり終止符を打つなど、就任からわずか数日ですでにチームに大きな影響を及ぼしているように見える。スパーズが「フリーキック」という大きな弱点を大きな強みに変えていくために、今後さらに多くの選手がこれに続くことを願いたい。
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