失われた時間を取り戻したスキップ
トッテナムでの最後の出場から6ヶ月を経て、オリヴァー・スキップはチームKリーグとのプレシーズン親善試合でスパーズの先発メンバーとして復帰した。昨シーズンの前半は優秀な成績を収め、チームのレギュラーとなっていたが、残念ながら1月中旬以降は負傷のため、選手本人とコンテの双方にとって非常にフラストレーションのたまる時期となってしまった。
プレシーズンのトレーニングのためにホットスパー・ウェイに戻る前にフィットネスを取り戻したこのU-21イングランド代表は、この親善試合で失われた時間を取り戻すべく奮闘した。初めて背番号4のユニフォームを着たスキップは、ボールを持ったときの確実な動きを披露し、何度かピッチ中央を走り抜けて、そのうちの1つはヒルのゴールチャンスにつながった。
前半の半ばに見せた、相手を翻弄するような素早い動きには、ソウル・ワールドカップ・スタジアムの観客から「オーッ」と大きな歓声があがった。この選手にとって、とても良い復帰戦となったであろう。
印象的なプレーを見せたヒル
セビージャから加入してまだ1年のヒルだが、すでにトッテナムでのキャリアの中で重要な時期を迎えている。昨シーズンは、プレミアリーグのスピードと激しさに適応するため、限られたプレー時間しか与えられず、シーズン後半はバレンシアにローン移籍してシーズンを終えた。
母国でのローン生活を終え、ホットスパー・ウェイに戻ったこの若者には、9月初旬にまだスパーズの選手でいられるかどうかの決断に迫られる重要な数週間を過ごすことになる。新シーズンをトッテナムで過ごすためには、コンテに好印象を与え、プレミアリーグでの生活に対応できることを証明することが鍵となる。
さて、ヒルはチームKリーグ戦で最初からチャンスを与えられ、両手でそのチャンスを掴んだ。非常にシャープに見えたこのスペイン人は、ボールを持ったときに素晴らしいプレーを何度か披露し、ボールを持ったときにうまく対処してボールを散らしまくった。
また、エリック・ダイアーとのコンビでアシストも記録した。スパーズのセンターバックであるエリック・ダイアーは、力強いシュートを放ち、ゴールを決めた。ヒルは最初の45分間しかピッチに立たなかったが、本人もコンテも彼のプレーに大満足していることだろう。
今、スパーズはこの夏の残り3試合の親善試合で、サウサンプトンとのプレミアリーグ開幕に向けて、彼のパフォーマンスを再現し、さらなる高みを目指している。
