Football London/Alasdair Gold
トッテナム・ホットスパーがセビージャと1-1で引き分けて締めくくった、韓国でのプレシーズン・ツアーのトピックを紹介する。
親善試合とは言えない試合内容
アントニオ・コンテはプレシーズン・ツアーでこのような試合を望んでいたであろう。これは親善試合ではないし、選手たちにとっては、単なる消化試合ではなく、より良い準備の場となった。
エリク・ラメラを擁するチームであれば当然予想できたことであろうが、血生臭いタックル、ピッチの高い位置からのプレス、南米出身のリシャルリソンとクリスティアン・ロメロがソン・フンミンを守るためにピッチ上でセビージャの選手と揉み合いになったハーフタイムと、試合開始から親善試合とは言えない場面が目白押しだった。
トッテナムの6000万ポンドを投じて獲得したブラジル人アタッカーは、韓国のスター選手とすぐに友情を築き、おかげで熱狂的な韓国のファンからも大きな支持を得ることになった。
これまでのプレシーズンの短期間で、このセビージャ戦のプレーの強度はスパーズにとって有益であり、これからのレンジャーズ戦、ローマ戦でも同様の経験をもたらしてくれるだろう。スコットランドとイングランドの古くからのライバル関係から、グラスゴーのクラブは国境の南からやってくる訪問者に手加減するつもりはないはずだ。
コンテは、このトッテナムのプレシーズンのスケジュールについて、まさに願ったりだとセビージャ戦の後に指摘した。
「親善試合を2試合戦った。最初の試合はフレンドリーだったかもしれませんが、今日はより高いレベルの試合だったと思う。でも、それはとても重要なことで、プレシーズンの取り組みの合間にこのような試合をすることは、私の戦略でもあるんだ」