ジェド・スペンスの加入発表の遅れ、コンテの奇妙なタイミングでのコンバート、韓国ツアーがもたらした莫大な経済効果

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コンテのコンバートの奇妙なタイミング

昨シーズン、マット・ドハティがまだ歯がゆい思いをしていた頃や、その後、ドハティが負傷しエメルソン・ロイヤルがウィングバックの役割において攻撃面のクオリティを欠いていた頃に、ルーカス・モウラをコンテのシステムのウイングバックにコンバートしてはどうだろうかと考えたファンがいた。

しかし、当時、ルーカスを起用する可能性について質問されると、コンテはいつもその話題を避けているように見えた。コンテは攻撃的な選手の中でデヤン・クルゼフスキについては過去にウィングバックでプレーした経験があることに触れていた。

スパーズが3人目の右ウイングバックとしてジェド・スペンスの獲得を間もなく発表しようとしている今、コンテがついにルーカスをこのポジションにコンバートする可能性を口にしたのは、奇妙なタイミングに思える。韓国での親善試合では、イヴァン・ペリシッチの欠場により2試合ともマット・ドハティが左でプレーし、そのため右のウィングバックでプレーできるのがエメルソンのみとなったことで、ルーカスにプレーの機会が回ってきたのは理解できる。

しかし、ウイングバックへのコンバートにおいて実績のあるコンテが、この興味深いタイミングでルーカスのセビージャ戦での仕事ぶりを絶賛したのだ。

「ルーカスと話したが、これは私にとって良いオプションになると思うし、過去に私はそのポジションにペリシッチをコンバートしたことがある。(ヴィクター)モーゼスもそうだった。(アントニオ)カンドレーヴァもだ。もともとウィンガーだった選手を、ウィングバックにコンバートしたんだ。確かに素晴らしいクオリティのルーカスを持っているし、これは良いオプションになりうると思うよ」

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