ジェド・スペンスの加入発表の遅れ、コンテの奇妙なタイミングでのコンバート、韓国ツアーがもたらした莫大な経済効果

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「最も重要なことは、その選手が100パーセントの確信を持ってプレーすることだが、彼ならできるし、我々にとってルーカス・モウラは多くの役割を果たすことができるので、素晴らしい才能だよ。彼はストライカーの後ろでも、右でも、左でも、ウイングバックでもプレーできるんだ。トレーニングセッションでも今日の彼の優れたプレーにも、私が目の当たりにしている彼の貢献度にはとても満足しているよ」

前半のみのたった45分だったが、ルーカスのパフォーマンスは期待できるものだった。ルーカスはタックルが得意ではないが、空中戦に強く、特にクロスでのヘディングの強さはディフェンスにおいても貢献し、右サイドの同胞リシャルリソンとの連係も効果的だった。

過去にもこのブラジル人がサイドの位置でプレーしたのを我々は目の当たりにしたことがある。もっとも記憶に鮮明なのは、ジョゼ・モウリーニョのもとでノースロンドン・ダービーを制したとき、誰もいないスタジアムで、ベン・デヴィスの前で左サイドバックとしてプレーしたルーカスが素晴らしい仕事ぶりを発揮したのだ。しかし、それは一度限りの役割だった。

どんな選手も「100パーセントの確信を持ってプレーする」というコンテのコメントは興味深いものだ。以前、このイタリア人はペリシッチにコンバートを提案したとき、クロアチア人はそれについて確信が持てず、バイエルン・ミュンヘンへのシーズン・ローンの後で、ようやくこのコンバートに確信が持てると語っていた。

今のルーカスもペリシッチと同じ気持ちなのだろう。しかし、出場時間を稼ぐためならどこででもプレーしたいというルーカスの気持ちを、土曜日の試合では前へ前へと飛び出すいつもの彼本来のプレースタイルを抑えながら、この仕事の役割に専念していた。

このコンバートのタイミングは、予想外だった。昨シーズン中であれば、コンテがルーカスのコンバートに驚くことはなかっただろうが、今まさに右ウィングバックの3人目の選手を獲得を発表しようとしている時にこのコンバートを行ったのは誰かにメッセージを送っているかのようだ。

ジェド・スペンスは、契約書にサインをするだけの状況にあり、今週の早い時期にスパーズへの移籍を完了するものとfootball.londonは理解している。このウィングバックは、すでにメディカル検査を完了し、さらに新加入のお披露目のための写真やインタビュー動画の撮影も済ませていて、契約書の最後の詳細を詰めている状況にあり、月曜日のどこかの時点まで公式発表がされない可能性がある。

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