アンジ・ポステコグルー:フラム戦を控えての記者会見2

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今回のチケット販売の価格やシニアチケットの削減は、収入のバランスを見直す行為なのかとの質問に対し、ポステコグルーはこう付け加えた。

「あらゆる面でフットボールクラブを成長させることだけではないのであれば、それは単なる収入のバランスの見直しだろうね。我々が世界中をツアーし、情熱的なファンの人たちがいるところに出かけるのはそのためだ」

「オーストラリアの人たちが情熱的なのを私は知っている。オーストラリアにも情熱的なスパーズ・サポーターがいることは知っているよ。ここにいるのと同じくらい情熱的なんだ。彼らはここに住んでいないので、毎試合に来ることも、シーズンチケットを買うこともできないんだよ」

「実際、オーストラリアにはシーズンチケットを購入したものの、年に数回しかここに来ることができなかった友人がいるんだ。それくらい彼らは情熱的なんだよ。全体的な目標がフットボールクラブを成長させることであれば、必要なバランスを見つけることになるだろう」

ポステコグルーは、このクラブに向けてSPURSYなどの揶揄的なレッテルが貼られる中、将来に向けて新しいトッテナムを作り上げようとしているが、最初にヘッドコーチの役割を任されたとき、その点で意見が最も大きく分かれたと認めている。

「それ(SPURSYという言葉)は問題ないと思うが、それは外部からの視点であり、私にとっては意味を持たないんだ。新しい環境に変えていき、クラブを成功させると信じている私にしてみれば、そのように考えてるよ」

「例を挙げてみよう。私が就任して最初に起こったことは何だったと思うかい?それは、このクラブの何を変える必要があるかについて約100万もの異なる意見があったということだ。それらを表に書き出すと、おそらくすべての選手とすべてのスタッフを解雇する必要があり、すべての選手とすべてのスタッフを残しバランスをとることだ。各々が優れているかそうでないかなんだよ」

「白紙の状態からスタートするわけではない。なぜならそんなことはできっこないからだ。誰もが歴史を持っていて、目に見えることの先にまで目を向けなければならない。そして目に見えたのは、クラブが変化を望んでいるが、本当に変化に対しては積極的にコミットしようとする人はほとんどいないということだった」

「これは進行中のプロセスだが、通常は最初の1ヶ月か6週間以内に、方向性とどれだけ強くなるべきかについてかなり良い兆候が得られる。現実には、いずれにせよ変更できないこともあるんだ。クラブには献身的な人々がいて、変化できないんだ。その場合は、そのプロセスによって乗り越える方法を見つける必要がある」

「私の場合、通常最初の1ヶ月間は口を閉ざし、見たり聞いたり、できる限りの情報を取り入れる。その後、そこから評価を下していくんだよ」

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