オーストラリア人もイタリア人も、単にチームを指揮するのではなく、クラブ内の組織文化を変えようとしている。監督がクラブで過ごす時間が短くなっている現在、そのような包括的な役割を担う監督にとって、クラブの運営全体を変えるような大規模な変革に取り組むことはより困難なのか?
「それはあり得るけど、私はいつも監督次第だと思う。簡潔ではあるが、監督のパーソナリティと仕事への姿勢だ。別の役割のほうが快適だと感じる人もいるし、クラブのためにスポークスマンのような役割を引き受けるほうが快適だと感じる人もいる」
「クラブのモデルによるね。両方の可能性があると思う。一つはちょっと要求が厳しいが、クラブのスポークスマンになると、エネルギーと時間に限界があるエリアに引きずり込まれる可能性がある」
「我々監督の優先事項は常にチーム運営であり、そこで結果を出すことだ。なぜ多くのクラブが『監督を守り、重要なことに集中させ、監督を中心に周辺環境を構築させよう』と言うのか理解できるだろう」
「より適切な表現が必要ではないが、その役割の要求に応じて監督の周りでサポート体制を提供するクラブがますます増えていることがわかるだろう。私はさまざまなレベルで26年間この仕事をしてきたが、最初に始めたときよりも、かなり激務になってきているよ」
ポステコグルーは前回のブライトン戦から何を学んだかと問われた。
「あまり多くはなかったが、我々は前に進み続けなければならない。良い試合だったと思うよ。おそらく我々からすれば4-4で終わるべき試合だった。最後の方は少し不運だったね」
「ブライトンがどう戦うかは分かっているし、彼らは彼らのフットボールをするだろうし、我々は我々のフットボールをするつもりだ。今度は我々が勝つことを願っているよ。退屈な試合になることはないし、誰が見てもエキサイティングな試合になるはずだ」
スパーズの目標はトップ4入りかを問われたオーストラリア人は笑いながらこう付け加えた。
「スーパーコンピューターによると、我々が優勝する確率は0.000001%だそうだ。スーパーコンピューターが我々の優勝の確率を出せなくなるまでは、ただそこを目指して踏ん張るつもりだよ。どうなるだろうね」