「フットボール界はおかしな世界だ。我々にはお互いに交流したり、相手のコーチと話したりするための暇な時間がたくさんあるという思い込みがある。実際にはそんなことはないんだよ」
「類似点という意味では…私は58歳で、監督として26年目を迎えた。彼は5年目だ。彼は1つの国で指導者をしてきたが、私はいくつもの国でやってきた。彼がどれほど素晴らしい毛髪を頭部に生やしているのかは知らないが…私よりもずっと健康だろうね。知らんよ、相棒。彼と私とで共通点を見つけようにもそれほどないだろ!」
「彼と私とは正反対だとは言わないよ。だが我々は違うんだ。チームのプレースタイムもね。確かに彼は非常に攻撃的な哲学を持っているが、それは私のものとは異なり、それがこの競技の美しさでもあるんだ」
「そこを皆さんも愛しているんだよ。だから他人の模倣なんてできないんだ。もしあなたがアーティストで、ピカソの作品を見て、確かにそれを模倣することはできるが、それがピカソの作品にはならないだろう?フットボールでも同じだよ」
「誰かが非常にうまくやっているのはわかるが、そこに自分のパーソナリティを持ち込まないでくれ。私は、彼の物事に対する取り組み方と、自分の信念を貫く姿勢をとても尊敬している。それは彼の功績なんだよ」
ポステコグルーは試合の前後で家族との時間をどのように過ごしてるのだろうか。敗戦後に落ち込んでいるのだろうか。そして今週末のこのようなビッグゲームの前は、いつもとは違う雰囲気になるのだろうか。
「かなり安定した夫婦関係を築いているよ、相棒。どっちにしたって私は惨めなものさ。妻と家族はその状況に慣れているんだ」
「何が起こるか分かっているし、楽しみにしていることだから、それは変わらないよ。我々がピッチに出て、キックオフの時間になり、どよめきが上がると、ふふふ、まさに戦いの真っ只中にいて、できる限りのことをするまでさ」
「私は自分の役割として、できる限り最善の方法でチームをサポートするんだ。そして、その後にことに対処する。通常、結果に関係なく疲労困憊になってるが、それも24時間以内に落ち着くよ。何時間もかけて疲れを癒やし、頭がすっきりさせてここ(トレーニング場)に戻り、次の仕事に取り組む準備ができるのさ」
確実なのは、スパーズは引いて守って勝利を狙う戦い方をエミレーツ・スタジアムで繰り広げるつもりはないということだ。それはポステコグルーのプレースタイルではない。
「大事なのは、その挑戦から逃げないこと、物事がうまくいかなかったとしても結果を恐れないことだ。結局のところ、それは常に自分の尺度だよ。これは私の歴史であり、周りの人たちはそれを私に対するバロメーターとして使っている」
「私がチャンピオンズリーグに出場したときのことだ。セルティックとの試合や、オーストラリア代表を率いてワールドカップの試合に参加したとき、周りの人たちは私のアプローチを変えるべきだったと言っていた。そして、そのプロセスでかなりまともな教訓を得たよ」