新しいトッテナム・ホットスパーの上級役員は、シティ・フットボール・グループからの長期にわたる退任のための時間を経て、ついにノースロンドンのクラブで正式に就任する予定だ。
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スコット・マンが今月後半にトッテナムの新しいチーフ・フットボール・オフィサーとして正式に就任するとfootball.londonは理解している。
当初、このオーストラリア人は新たに作られたその役職に7月1日に就くと発表されていたが、マンの元雇い主であるシティ・フットボール・グループとの交渉が遅延したために退任までの時間を要し、2ヶ月が経った今でも就任していない。この役職はダニエル・レヴィ会長に次ぐ、クラブのナンバー2に位置することになる。
マンはクラブのすべてのフットボール部門の責任者になるが、2019年から所属してきたシティ・フットボール・グループとの関係で、転籍が延期された。なお、このオーストラリア人はプレシーズンを含めトッテナムのほとんどの試合をクラブのゲストとして観戦に訪れている。
マンが同胞のアンジ・ポステコグルーの上司として、インターナショナル・ブレイクが明けた今月後半に、ようやく正式に業務を開始できるとfootball.londonは理解している。
マンの最初の公式任務の一つは、数ヶ月以内にトッテナムのヘッドコーチを今後の移籍マーケットでサポートするフットボール・ディレクターの任命だ。
マンの就任が発表された際、ダニエル・レヴィ会長は次のように語っていた。
「スコットは最高レベルのスポーツ統括組織を運営するユニークで幅広い経験を持ち、ピッチ内外のベスト・プラクティスを浸透させるため、当クラブのフットボール活動のリーダーシップとマネジメントに責任を持つことになります」
当時のクラブの声明では次のように付け加えた。
「ダニエル・レヴィ会長の声明にもあるように、この6ヶ月間、クラブのすべてのフットボール部門の業務について継続的に見直しが行われてきました」
「将来の進歩と競争力を確保するために、変革がなされ、さらなる改善が続けられています」
「シティ・フットボール・グループの元幹部であるスコットは、2000年のシドニー・オリンピック組織委員会でそのキャリアをスタートし、ナショナル・ラグビーリーグを経て、オーストラリア・フットボールリーグに参画するなど、スポーツ統括組織での豊富な経験を有しています」
「スコットは、2010年にメルボルン・シティFCに最高経営責任者として入団。そして2019年にはシティ・フットボール・グループ・チャイナの最高経営責任者に任命されました」