アンジ・ポステコグルー:アーセナル戦に向けての記者会見2

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当時のことを振り返り、ポステコグルーは次のように語った。

「誰かを非難したいわけではない。ただ彼ら(シティのコーチ陣)は私のことを聞いたこともなかったんだよ。うつろな顔をしていたね」

「そこで何か事前に認識してもらってると期待してたんだが、彼らは私のことを、クラブのスタッフになる候補者である可能性はおろか、フットボール界にいることさえも認識していなかったようだったね」

「でも、問題ないよ。それはただの私の旅だったんだ。皆さん『私は悲惨な思いをした』と感じてもらうためにこの話をしているわけではない。自分の旅が大好きなんだ。その経験が私を今の人間にしてくれた。私は信じられない経験をしてきたんだ。最高レベルに到達するための方法はそれぞれ異なるんだよ」

「そうだね、当時は自分がトップリーグに行けるとは思っていなかったよ。でも、もしそうでなかったとしても、私の人生やキャリアが損なわれることはなかっただろうし、望んでいたすべてを達成したと感じていただろうね」

「私はこれまでどこに行っても影響を与えてきたからね。それがあなたがコントロールできる唯一のものだ。その観点から、あれも私の旅の一部にすぎない。他の人は異なるもの旅をしてきたんだ」

シティのアシスタントコーチとしてトレーニングで指導にあたっていたアルテタを観察した経験について彼は次のように回想している。

「ミケルね。私が初めて横浜の仕事に就いたとき、シティで一週間過ごしたのは、彼らがグループの一員であり、寛大にも私を招待してくれたからだ」

「私は誰とも話さなかったが、トレーニングを観察したところ、ミケルがどれほど試合に対して情熱を持っているか、そして彼自身が監督になりたくてうずうずしていることが分かったよ」

「我々にはティム・ケイヒル(アルテタのエバートン時代のチームメイト)という共通の知人がいて、ティミーはいつも選手としても人間としても彼のことをとても高く評価していた。彼はこれまでとは違う人生を歩んだが、影響を与えている。それが大事なことだと思う。つまり、私がいつもいい続けているように、ここに到達するための決められた道筋などないんだよ」

「心を開いていれば、ここに至るまでのさまざまな道を歩んできた素晴らしい人材を見つけることができるだろう」

続けてポステコグルーは、攻撃的なフットボールについてのアイデアを共有しているアルテタと、プレースタイルが似ているか、親密な関係にあるのかについて質問を受け、笑いながら答えた。

「ノー、我々は親密な関係ではないよ」

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