彼の言葉は誇張ではない スウェーデン人とのマッチアップは、クルゼフスキがトッテナムに移籍するわずか数週間前の2022年1月のことだった。ユベントスは2-0で勝利したが、クルゼスキはウドギと対峙したユベントスの右サイドでインパクトを与えることができず。U-21イタリア代表ディフェンダーは試合にフル出場する中、クルゼフスキはハーフタイムで交代となった。
そして、今夏エンポリから加入したトッテナムの新ゴールキーパー、グリエルモ・ヴィカーリオについても、ウドギは対戦もよく覚えている。
「彼とは2回対戦したよ、そうだね。今年に1回と去年に1回だ。とても優れたキーパーで、とにかくタフでタフなんだ」
では、攻撃力溢れるウドギは、現在のチームメイトを相手にゴールを決めたのだろうか?
ウドギはまた笑いながら答えた。
「いや、ノーだ。彼は幸運だったんだ。ラッキーだったね」
自身の名前について「ウードギー(ooh-doggy)」と発音することを明かした彼は、パースでの月曜のトレーニング・セッションでペドロ・ポロを吹き飛ばすスリリングなスピンの映像からも、若さと自信とのバランスを身につけている。ウドギの年齢から、これから自ずとより上達できることがわかる。
ウディネーゼにローン・バックした昨シーズンを経て、ウドギは当初加入すると考えていたトッテナム・ホットスパーとはまったく異なるクラブにやってきた。1年前に移籍が決まった当時、アントニオ・コンテが率いていたが、イタリア人指揮官はすでに去り、現在はアンジ・ポステコグルーという新参者がヘッドコーチを務めている。
トッテナムの混乱期に幸いにも不在だったウドギだが、移籍を決めたときとは別の監督のもとでプレーすることを奇妙に感じていない。
「昨シーズンここでプレーしてなかったので、特に影響はなかったよ。新しい監督は本当に優秀だからね。監督のもとで働く準備はできているよ」
これまでに指導した選手たちは皆、自身と1分以上の会話をすることはめったになかったと答えるだろうとポステコグルー自ら明かしたが、それはウドギもすでに気づいていることだ。
「そうだね、監督はあまり話さないけど、フットボールをよく知っていることがわかるんだ。あまり多くを話す必要はないんだよ。それでいいのさ」
「僕は監督のフットボールに対する考え方が好きだね。ボールを持ってフットボールをしたいと考えていて、とにかくボールを持ちたがるんだ。僕がまず守ってカウンター・アタックを狙うということはない。僕はボールを持ちたいんだ」