また、カリム・ベンゼマの退団に伴い、レアル・マドリードもケイン獲得に動いているとの話題も出たが、このサンティアゴ・ベルナベウへの移籍の話も消えてしまった。来シーズンもトッテナムに残留する公算が高い今、移籍マーケットが進むにつれてその物語にどんでん返しがないことを、ファンは皆願っていることだろう。
もしもケインが対談することになればポステコグルーにとって大きな痛手となり、スパーズはファイナルサードでこのチームに多くのものを提供してくれる男の後釜をどうにかして確保しなければならないという大きすぎる課題を残すことになる。
センターバックの補強失敗
トッテナムの今夏の最優先補強ポジションは、昨シーズンの戦績の足を大いに引っ張った失点が多すぎたディフェンス陣である。リーグ戦での63失点は、ヨーロッパの舞台に立つチャンスを逃した大きな原因であり、新シーズンに同じことを繰り返してはならない。
トッテナムが理想とするのは、クリスティアン・ロメロと同レベルの新しいセンターバックを獲得することだ。あと1人のセンターバックの補強も必要となり、退団が進めばさらにもう1人を獲得する必要性が出る可能性さえある。
このセンターバックの補強が順調に進まなければ、ポステコグルーにとってクラブでの最初のシーズンはかなり厄介なことになりかねない。ダニエル・レヴィとスパーズは、このオーストラリア人に最高の仕事をさせるための環境を整える必要がある。
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