アンジ・ポステコグルーが率いる新生トッテナムが2023/24シーズンに向けて補強を進めた結末が、もしも悪夢で終わった場合、どのような展開になるのだろうか。
football.london/Rob Guest
トッテナム・ホットスパーは今夏の移籍マーケットで、チャンピオンズリーグ出場権争いに参戦するためにやるべきことがたくさんある。アンジ・ポステコグルーにプレミアリーグの頂点を争うための最高のチーム戦力を与えるために、多くの補強と放出を行われなければならない。
毎度のことではあるが、ファンはクラブが潤沢な資金を使い、その過程で一流の選手と契約することを望んでいることだろう。しかし、物事は常に期待通りになるとは限らず、多くのスパーズ・サポーターが過去の移籍マーケットにおけるクラブの失敗を記憶している。
今回は、ポステコグルーとトッテナムにとって悪夢のような移籍マーケットとは、どんな展開なのかを考えてみた。
マディソンがチャンピオンズリーグの舞台を選択
この夏、トッテナムへの移籍が取り沙汰された選手のひとりが、ジェームズ・マディソンだ。レスター・シティに所属するこの選手は、フォックシーズのチャンピオンシップ降格に伴い、夏の移籍マーケットでキングパワー・スタジアムを去ることになるだろう。
トッテナムだけではなく、ニューカッスル・ユナイテッドもこの26歳のイングランド代表ミッドフィルダーを狙っている。エディー・ハウ率いるニューカッスル・ユナイテッドは、この攻撃的ミッドフィルダーにチャンピオンズ・リーグの舞台に立たせることができるのだ。その点がスパーズにとっては大きな一撃となり、明暗を決する可能性がある。
ケインの退団
ハリー・ケインがトッテナムとの契約を残り12ヶ月を迎えようとしている中、その将来についての話題が紙面を賑わせてきた。マン・ユナイテッドへの高額移籍金での移籍が噂されたハリー・ケインだが、先週の報道では、イングランド代表キャプテンである彼をノースロンドンから引き離すには多額の移籍金が必要になるため、レッド・デビルは現在、興味を失っているという。