ポステコグルーの強みとは – エキスパートによるトッテナムの新監督へ評価と補強の可能性がある3選手

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それまでオーストラリアやアジアで監督業をしていたので、ヨーロッパの移籍市場についてはほとんど知識がなかったはずだが、彼は見事にスカウトをしてみせ、短期間でセルティックのチームを立て直した。当初は歯がゆい思いをしていたが、すぐに調和させ、力を発揮するようになったんだよ。

彼の獲得した選手のほとんどが大きなインパクトを与えた。特に日本人選手がね。だから、もしスパーズがリビルドを必要とするならば、その挑戦に彼は意気込みを感じることだろう。なぜなら、彼はチームを素早く形成できることを示してきたからだ。

選手とはどのように接しているのでしょうか?必要なときだけ話しをするというイメージですが…

まさにそのとおりで、それこそが先ほど私が言ったげた彼の性格にある昔ながらの要素なんだ。選手たちは彼の姿と向き合うことはほとんどないだろうが、トレーニングやチーム・ミーティングに足を踏み入れると、選手たちに影響を与え、向上させるんだ。それこそがポステコグルーの強みなんだよ。

セルティックの選手たちは皆、彼のためならレンガの壁を突き破ろうと奮い立つほどに、彼の影響を受けている。彼は選手を味方につけ、後押して、彼が設定した水準さえ維持すれば、ピッチで活躍させることができるんだ。

逆に言えば、それができない選手たちに、彼は大きな決断を下すことをためらわないということになる。ヨシプ・ユラノビッチとギオルゴス・ギアクマキスはセルティックにとって重要で貴重な選手だったが、彼らがポステコグルーに他のクラブへの移籍を示唆した瞬間、彼は去るように告げたんだ。彼は、選手がどんなに大きな経歴を誇っていようとも気にはしないよ。

彼が率いたセルティックでもヨーロッパの大会では常に苦戦を強いられていましたが、そのことを心配する必要はあるのでしょうか?

特にないだろう。アンジがやってきたスパーズにとっては、来シーズンにヨーロッパの大会に出ないということは、結果的に幸運なことだと思うよ。プレミアリーグでトップ4かトップ6に入ること、そして国内のトロフィーを獲得することだけに集中できるからね。

彼のセルティックでのヨーロッパでの成績はあまり良くなく、ボデ/グリムトでの敗戦はおそらく彼にとって最悪の結果だっただろう。しかし、セルティックが持っているリソースは、あの大会のレベルと比較してどうたったのかを忘れてはいけない。

今シーズンのチャンピオンズリーグでは、勝ち点が獲れずに苦しみながらも、そのアプローチとパフォーマンスで賞賛を浴びたんだ。

スコットランドのチームは、あのレベルでは腰を据えて守備的なフットボールをすることが慣例だ。アンジは、それを変えたんだ。パークヘッド(セルティック・パーク)での30分間、彼らはレアル・マドリードを圧倒し、リードする勢いだった。それを成し遂げるだけでも簡単なことではないんだよ。

もちろん、シャフタール・ドネツクのようなチームには勝つべきだったが、ディフェンス面では十分ではなかったんだ。

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